好事は門を出ずという。
善いことを行っても世間様に知られない。
しかし、悪事千里を行く。
悪いことをしたら遠くまですぐに知れわたってしまう。
なぜ、好事は門を出ないのか。
人は人の好運をあまり好まない心がある。
しかし、人が困ったり苦しんだり、損した話は、大好きであるから、すぐに伝わる。
テレビのニュースでも、ニュースは悪事に明け、悪事に暮れる。
自分の運勢も、人の悪口や愚痴を10日も言い続けたら
テキメンに身にふりかかる。
しかし、毎日、ありがたい、ありがたいと感謝の日々を送っていても、
すぐに効果はない。まるで漢方薬である。
この事を考えると、やはり、悪いほうのスピードは速い。
善事、門を出ずだが、自分の身について、好運期は長く続いていく。
世の中、実に、うまく出来ている。
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