家内が、アルツハイマー症の病状が悪化して、病院に入院させているが、土曜・日曜には面会に行く。
顔を見ると、『お父さん』と抱きついてきて、泣いている。
可愛想で仕様がない、病院の人の話では、一日中廊下を行ったり、来たりしているそうだ。食事も、ほとんど食べない。そばについていて、3分の1も食べたらいい方だと。
会社を早く退いて、出来るだけ面会に行きたいが、もの凄く疲れる。
家に帰ろう、帰ろうと言い続けである。どこかへ、つれて行ってと言う。そして、怖い、怖いと言い続ける。
悲莫悲生別離(古詩源琴歌)悲しみは生きて別離によるより悲しみはない。
あんまり疲れたので、悪いけれど病院にはいかない、と決めた日、なんと気が随分楽になった。ストレスだった事を知る。しかし反面、一日中廊下を行ったり来たりしている姿を思い、涙が出た。
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