@三菱一号館美術館。
ああ、なんかわかるよミレー。
そう思いました。
ミレーは19世紀のフランスの画家。
農民の姿やその仕事、生活を敬意をもち描いた画家のひとりです。
農民の風俗を描いた画家はバビルゾン派とよばれているそうで、
ミレーの他の画家の絵も展示されていました。
たぶんきっとなんてことない風景を切りとった ミレー。
こんなわたしでも電車のなかから眺める景色の、
農作業のありきたりな風景に、人や田園や陽の光などに、
ものすごい力強さとか美しさを感じることがあって、
ああわたしの目がシャッターだったら傑作が撮れるのにとか、
画家だったらこの景色を切りとるなとかおもうことがあって、
ミレーはそんな風景たちをわたしの数百倍の敬意をもって描いていました。
絵からは、草木が風に揺らぐ音や川のせせらぎがきこえてくるようでした。
三菱一号館美術館のある、
丸の内ブリックスクエアの中庭は素敵です。
まるでヨーロッパ。
東京の好きなところ。
その向こうに大きなビルがあるところ。
そしておみやげは丸の内らしく、
エシレバターのマドレーヌとフィナンシェ。