+3Kの牛の如く

前に向かってひたすら歩く。
感動し、希望を胸に、明るく楽しく元気に。
大地を踏みしめて歩く。牛の如く。

一年ぶりの九千部岳

2009年06月14日 | 雲仙山系・長崎の山
昨日は、78歳になる母が営んでいる店の冷凍庫が故障したということで、新しいのを手配して田舎に行った。
それならば、この機会に雲仙のヤマボウシを見に行こうと考えた。しかしながら子供が15時までには唐津に帰らないと仕事に間に合わないという。仕方ないので、最短で登って帰れる山を選ぶしかないということで、九千部岳に登ることにした。
思えば、一年前の6月14日は、そよかぜさんに誘われて「雲仙岳縦走と田代原キャンプ場でのキャンプ」に参加した日である。
それまでは、そよかぜさんのレポートでしか知らなかった人達と初めて出会った。
山馬鹿さん、クラッカーさん、みつばさん、大分のよっちゃんさん、それにミラさんやtetu1さんと層々たるメンバーであった。
あの時もヤマボウシが満開であった。雲仙のヤマボウシがあれ程までに凄いとは想像だにしてなかった。妙見尾根から吹越トンネルまでの大木を彩るヤマボウシ、
九千部岳の南側の谷を埋め尽くす程のヤマボウシ、仲間に恵まれて正に感動の時を過ごさせてもらったことが蘇ってくる。

4時30分頃家を出て、グリーンロードを走っている頃は霧が深かった。

雲仙神代線に入ってもまだ霧が濃く、5時30分頃の日の出も霧の中に見えた。


登山口が近づいて、漸く普賢岳が霞んで見えるようになった。


登山口近くの道路駐車場へは一番乗りで、早々に身支度をして出発した。
6時に吹越登山口から歩き始めた。鶯が朝の挨拶をしてくれた。きっと仲間との挨拶であろうが・・・。
清々しい空気を浴びながら最初の登り坂を快調に進んだ。登り上がった頃には青空が頭上を覆っており、山頂での眺望が楽しみになってきた。
30分弱で尾根に上がった。すると遅咲きのミヤマキリシマが迎えてくれた。


田代原との分岐を経て、二つ目の九千部大明神の鳥居を過ぎると傾斜がきつくなる。ただ今日は歩いた距離が短いからかぐんぐん登り上がって行った。
稜線にまで出ると山頂が直ぐそこに見えてきた。

程なくして山頂に着いた。今日は一番乗りのようだ。

先ずは、山頂からの眺望と、目当てのヤマボウシを探した。
雲海に浮かぶ多良岳山系と普賢岳方向。






南側の谷と斜面




暫く眺望を楽しんで、山頂でモーニングコーヒーを飲んだ。山頂を独り占めしての至福の時間。早起きして来て良かったと思った。
この雰囲気を味わってもらおうとコーヒーとおやつの写真を友にメールした。
山に行きたいという思いが募ったかもしれない?

いよいよ下山である。とうとう誰とも山頂で会えなかった。
稜線の東端にかかったとき、漸く二人連れの人と出会った。時間が早かったこともあろうが、その後下山するまで4名の人としか会わなかった。
きっと吹越登山口よりも田代原からが多いのだろうと思った。

今年のヤマボウシは、去年ほど目立たなかった感じである。去年はもっと白が目立ったし、ピンクに染まったヤマボウシも沢山みれた印象が残っている。
よく知らないが、満開までにはまだ早いのか、それとも遅いのか、あるいは今年は少ないのか。






今日は、途中の木苺も楽しみにしていたが、時既に遅しでまばらであった。


今日出会った花たち。






駐車場まで戻ると車が4台停まっていて、新たに二人連れが出発しようとしていた。聞くと今日で二回目だそうだが、まだ満開ではないような話であった。
見送った後、確認のため吹越トンネルまで行ったが去年のヤマボウシは見つけることが出来なかった。
田代原トレイルセンターまで行くと、吾妻岳の斜面には白いヤマボウシが目立って見えた。九千部岳を挟んで開花時期が違うのだろうか・・・。


駐車場には20台余りの車が停まっており、これから登る人たちが準備をしていた。
この人たちと遭遇したら、今朝の独り占めの感慨は失せてしまったかもしれない。
また違う感動があったかもしれないが・・・。


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2 コメント

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そうですね (そよかぜ)
2009-06-15 20:49:01
まだ出会ってから一年しか経ってないんですね。
すごく時間が過ぎたように感じます。
この一年たくさんの方々との出会いに恵まれ、良い登山をなさってきたことでしょう。
これも+3Kさんのお人柄ですね。

ヤマボウシはこれからもっと白くなり、見ごろとなるはずです。
また見にきてくださいね。
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再会の感動が大きい (+3k)
2009-06-15 22:45:43
山頂の独り占めよりもそよかぜさん始め皆さんと再会の感動が絶対大きかったと思います。
久住での出会いも同じでした。今度も会いたかったです。
この一年、皆さんのお陰で仲間が広がり、ブログまでするようになりました。
今後ともよろしくお願いします。
故郷の山は何処よりも愛着があります。また戻っていきます。
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