今年10月、白谷丸から。
雪を本格的にかぶる前に富士山を見ておきたくて、この日は秋の青空、というわけではなかったけど、ススキの金色を手前にてっぺんにほんのちょんと掃いたような雪を載せて、きれいな富士山でした。雪のない富士山はむしろスッと屹立する感じを受けるような。
関東は西日本のように歴史的建造物はなかなか見られないけど、富士山が気軽に見られるのはいいなぁ、と思ったりも。中でもこの白谷丸からの風景は何度見てもほんとにいい。180度の開放的な展望のまん中に写真のような富士山(印象としてはもっと大きく見える感じ)、左には山並みの向こうに太平洋のきらめき、右は甲府盆地の向こうに南アルプスが屏風のように並び、さらに右に八ヶ岳、ずっと奥に中央か北か、アルプスらしい雪の山並みも。空も何とも広い。大峠から登って、パッと視界が開けた時には、思わず声が出る風景です。
先週と同じ日向薬師近くの風景
アクセス:日向薬師地区の彼岸花群生地
小田急線伊勢原駅下車、日向薬師行きバス(20分くらいだったかな?)
終点まで行かず洗水で下車して、群生場所を歩きながら日向薬師まで上がっていくのがよいように思います。
サイト等で彼岸花の名所を調べると名前が挙げられているそれなりの名所のようです。
写真は洗水地区での風景。主に洗水地区と日向薬師すぐ近くが彼岸花の見どころということになるかと思うけど、洗水地区は日常の田んぼの風景に自然に彼岸花が咲いている感じ、日向薬師近くは人工的ではないけど少し箱庭的にまとまっている感じ。
どちらも行列になるような人出はなく、のんびり所謂日本的な風景の中を歩けるかと。花と風景がまとまっているのは日向薬師近く、花は少し散発的かもしれないけどごく自然な風景の広がりは洗水地区、といった感じかな。
のんびりとした空気の中、秋の稲穂の黄金色と、山の緑と、秋の空、その中の紅が気持ちのよい風景でした。