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あちらこちらで心に触れた風景を綴っていきたく思います。

六甲:布引の滝~市ケ原

2005年05月14日 | 神戸・六甲
アクセス:新神戸(JR・または市営地下鉄。市営地下鉄なら三ノ宮から一駅)より徒歩。雄滝まで約10分、市ケ原まで1時間弱。(HP版「MOSAIC」に大判写真あり)
布引の滝は華厳の滝・那智の滝とともに日本三大神滝と呼ばれ、古くから歌などにも詠まれています。布引の滝とは下流から雌滝・鼓滝・夫婦滝・雄滝と続く滝の総称で、最大の雄滝の落差43m。散道は周囲との調和を崩さない範囲でしっかり整備され、年配のグループから家族連れ、カップルなど、様々な人がやってきます。
渓谷への入り口は新神戸駅新幹線乗り場の1F下の、駅出て左手。大都市神戸のすぐ背にこんなにきれいな水と緑の営みがあるのはちょっと驚くくらいです。
新神戸から5分くらいでもう雌滝。それほどの落差はありませんが、緑に囲まれた優美な滝です。
雌滝を後にし、新神戸から10分も歩けば雄滝がその姿を現します。水の流れはどちらかというと優美なのですが、その岩肌の荒々しさがどこか骨っぽい分、勇壮な感じが勝る滝です。見所としてはこの雄滝が一番ですが、市ケ原までののんびり山歩きもお薦め。しんどい道は特になく、途中神戸の町を見渡す展望台や貯水池などを通りながらの安心して歩ける行程です。市ケ原は「へぇ~こんな山の中にこんな河原が…」と一瞬目を疑うようにパッとひらけた河原で、水深は浅く、小魚なんかは泳いでて、時にカワセミもやってくるとっても気持ちのいいとこです。よくバーベキューなどやってます。
ところで、滝についてぼんやり調べてたらある文章(「滝が泣いている」こちらから)にあたりました。みんなが心においとかないといけない文章だと思いました。ちょっと前、世界遺産に登録された紀伊山地に押しかける観光客と、そのことによる弊害がニュースになってました。そしてこの日訪れた布引の滝でも木に引っかかったスーパーの袋などありました。個人が、自治体が、その責任の範囲できちんと考え、行動していかなければいけません、絶対に。
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