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濃飛樹脂軌道

おもちゃ修理、鉄道玩具「プラレール」、独立型ソーラー発電、電気自動車など、理系技術系の話題がメインです。

i-MiEV 12ヶ月点検 & MiEV POWER BOX 発注!

2019-02-01 20:10:48 | 電気自動車
本日はi-MiEVの12ヶ月法定点検とバッテリー容量測定の日。
愛車に200V充電ケーブルを積んでディーラーへ向かいました。

ディーラーで本日の作業概要とお勧め交換部品の説明があり、ラッピング車なのでポリマーコーティングは注文しました。
そして前から欲しいと思っていた「MiEV POWER BOX」をその場で発注!…走る蓄電池の特性を最大限生かせるアイテムww

パワーボックスは飛騨小坂など長期停電があった地域へEV普及アピールするためのマストアイテム。3日以上停電して冷蔵庫の中身が被害を受けた人も多く、ソーラー発電設置・電気自動車購入・インバーターもしくはV2Hを揃えて電力自給を提案したいと思います。
もちろんレジャーの友としても使います。これはV2H導入への足がかりにもなる先手、車で行ける景勝地にて現地で電気調理器具が使えるのは大きいです!
あとはベースギターとアンプで野外音楽もできるし、電欠になったEVへの緊急100V充電もできるかもしれません。
発電機が使えない場所へ行くときもi-MiEVとパワーボックスで解決可能。
これで15万円強。決して安くはありませんが可能性はそれ以上あり緊急時の備えにもなるのでコスパは高いかもしれません。
変換効率は悪いかもしれませんが、移動できるサイズというのも有難いですね。

ただ電池容量測定は一晩かかるとのことで本日はディーラーの代車ミラージュを借りて帰りました。
いざアイミーブと比べると、エンジン車ゆえにアイドリングストップがぎこちないです!
とはいえ加速力は結構あるし暖房はよく効くし…そりゃ電動車が売れにくい理由が判りますよ。

明日の電池容量測定結果が気になります…前年が94%でしたが、今年はどうなっているやら?

リーフe+普及の足枷は?!

2019-01-30 06:04:48 | 電気自動車
日産が大容量電池を搭載したリーフe+を発表しました。
容量の増加は40kWh→62kWh。約5割増ですが重量増で航続距離は4割増にとどまっています。

…しかも電気技術者として気になる点が幾つかあるので指摘します。
1.バッテリークーラー非搭載による電池の劣化
残念ながらリーフe+は従来モデルに同じくバッテリークーラーを搭載していません!これはショック
おそらく製造コスト削減のためでしょうが、今までリーフユーザーを苦しめてきた夏の電池劣化懸念は解消していません!
せめてアイミーブG/Xモデルやe-NV200(2/5人乗り)のようにバッテリークーラーをつけていれば過熱劣化は防げたはずだ!
アイミーブMタイプがバッテリークーラー非搭載なのはLTO型リチウムイオン電池(東芝SCiB)の広域で良好な温度特性に助けられているためで実際夏でも過熱による充電電流低下が2割程度です。
リーフは新型になってもマンガン系採用のままでしょうから、これは頂けませんな。
※もしリーフe+にSCiBが搭載されれば話は変わります…仮に62kWh機がSCiBになれば電池容量は41kWhですが劣化懸念は大幅に緩和され寒冷地での容量低下も少なくなります。実際アイミーブMで体験した寒冷地での良好な充電性能を考えれば台数限定で販売しても問題あるまい…マーケティング的にもアーリーアダプターが広めてくれそうです。当然自分も該当!

2.充電電力のボトルネック・低圧受電の限界と高圧受電設備の問題
これこそが電気技術者にしか判らないリーフe+最大の欠点でしょう!!
日本の電気事業法上、充電器設置が低コストで済む低圧受電は49kWまで!50kW以上は高圧受電必須です。
低圧架空配線が太ければ電柱への負荷も大きくなるのも判ります。

高圧6kV受電だと変電所や保安体制整備も必要…具体的には保安規定策定と電気主任技術者の選任。万一の事故時に対応できる人材や連絡体制がないとダメです。
電気主任技術者は外部委託で専門の業者に任せるのが一般的ですが、それでも経費がかかるのでEV急速充電器の出力もむやみに大きくできません。
以前バロー岐阜羽島店で見たテスラスーパーチャージャーは高圧受電キュービクルから急速充電器4台へ電源供給していました…テスラの急速充電器は80kWだから受電箱内の変圧器は300kWh程度とみた。
もし本気でリーフe+を普及させるなら高圧受電箱(キュービクル)と一体の急速充電器を出すべきでしょう!!
※電気保安業界の人間として勝手に想像しましたが、それがなければEV普及の足枷になりかねません。

3.車体の大きさ
日本の道路事情は幹線道路こそ広けど狭い路地はまだ日本各地にあります。
自宅周辺の道路は軽自動車と小型自動車がすれ違えないほど狭く、3ナンバーのリーフは基本的に選外。
妻が軽自動車を好む理由もそれですが…ラッピングを恥ずかしがるため遠出の多い我輩が使う羽目に(爆)
道路事情から愛車歴は排気量2000cc未満・車幅1.7m未満の小型車ばかり…90年代にBGレガシィやGFインプレッサに乗っていたのも当時の富士重工が大型化を避けた結果、実際同時期のモデルは非常に人気がありました。道路事情がよく伺える典型例ですww
(名クーペ・アルシオーネSVXが敬遠されたのも幅広が原因)
その富士重工がスバルになり安全性追求で車幅拡大3ナンバー化…水平対向エンジン好きも道路事情には勝てず、さらにスバルオリジナルの軽自動車もなくなりスバリストを辞めました。
やむなく三菱へ乗換、eKスポーツ・アイミーブに出会ったのが運の尽き(爆)
今一番欲しいのはアイミーブの後継車種。eK-MiEV(仮)が出れば注目に値します!これもSCiB搭載なら十分価値あり

八百津町・人道の丘公園のEV充電器

2019-01-21 20:56:26 | 電気自動車
加茂郡八百津町「人道の丘」に電気自動車中速充電器が設置されました。過去当ブログで設置を要望した場所です(笑)
従来EVで行きづらかったですが、これで当面問題なさそうです。

本日八百津に行く用事があり、早速充電器を使用しました。
機種は新電元の30kW。道の駅飛騨小坂はなもも・下呂ポイントバケーション等と同じで各種表示が判りやすく使い勝手は良いです。ただし夜間は照明が少ないため要注意。

電池が冷えていたのか、5分で72%→88%、電流76Aのまま効率よく充電してくれました…30kWだから待たされるストレスも感じにくいですね。

EVsmart,GoGoEV等への口コミ画像投稿は自分が第一人者になりました(笑)昨年末に設置されたばかりで利用者はまだ少ないですが…従来EV充電器のない自治体だったから頼もしい存在です!これで潮南・久田見へ行くのも安心だ(笑)

今後八百津でソーラー2019年問題講座実施を計画していますが、これならEV絡みの講座にもできそうです(笑)←それかぇ

過去一年間のEV充電場所

2019-01-14 20:00:04 | 電気自動車
アイミーブMに乗って約一年。
その間に充電した場所をざっくり紹介します。

1.自宅の200V普通充電コンセント+充電ケーブル
一戸建なので自宅充電が一番多いです。ガソリンスタンドに行く手間が省けた(笑)
前車eKスポーツは週一回の給油で30分近く取られました。自宅充電なら週3回でも計10分未満。
ガソリン代は上がったが電気代は一年前と大差なし。動力費約1/10は大きいです!
三菱電動車両サポートに入っていますが、家庭充電多用のため大概月5百円の急速充電無料分で収まります。

2.三菱ディーラー
目的地周辺または経路付近に三菱ディーラーがあれば立ち寄ります。急速1分5円は安い(笑)可児・多治見、恵那・中津川、関、岐阜、小牧・豊山など。
ただ大概30kW以下で時間に余裕を持たないといけません。ニチコン製30kW機は60Aしか流れないため実質25kW機並…ツライです。

3.道の駅
三菱ディーラーが近くになければ道の駅にある急速充電器を使います。
選ぶポイントは出力・電流・充電器メーカー。
日産は44kW機かつ低電圧での充電電流が大きいので有難いですが、ニチコンは20kW機で40Aしか流れず実際遅いから避けたいです。新電元や東光高岳は無問題、JFEは内蔵バッテリーの状態次第!
下呂合掌村や道の駅なぎさ等、日産充電器のある道の駅系施設はお気に入り。次点が道の駅飛騨小坂・美濃白川などの30kW機設置施設。
ということで30kW以上の充電器を目安にしています。

4.商業施設(スーパー、ドライブイン)
アピタ・イオンなど、無料で普通充電できるスーパーへ行く頻度が高くなりました。
電池容量の小ささが幸いし、1~2時間滞在すれば十分帰れるだけ溜まります。PHEVと大差なし。
1時間滞在なら食事できるので、スーパー・ドライブインのみならず飲食店にも設置願いたい。
イオンモールは2~3時間滞在するので普通充電スペースも結構混雑します。自分は平日に行けば無問題ですが休日は早めに行かないとダメ(爆)海外製も含め各社のEVが止まっていますが決済は大概WAON(ワオン)です!(爆)
アピタは1施設あたり1箇所しかないから先客がいて充電できないこともザラ。そのため最近はあまり行きません。

5.電気工事店
EV施工パートナーに指定されている一部の電気工事店にはEV普通充電コンセントがあります。
過去一度お世話になったことがあり、一時間以下なら無料です。
たまたま立ち寄った工事店は日産リーフが常駐しており充電ケーブルもありましたが、そういう事業所は稀なので充電ケーブルは積むべきです。
以前は電気工事店組合に情報が掲載されていましたが、急速充電器の普及に伴いホームページへの情報掲載はなくなりました…ただEVsmartなどEV系SNSに情報が残っていますので詳しくは電話でお問い合わせを。
充電ケーブルは中古品が安くなりましたので自宅用と車載用で使い分けるのも悪くありません。日産リーフ用でもアイミーブを充電できますし、細長いリーフ用充電器は100/200V両対応なので出先での100V緊急充電も対応できます(ただし変換コード&アース棒必須、実施は自己責任で)。
※この裏技は第二種電気工事士以上の有資格者でないと危険かも。電験3種持ちでも実験はヒヤヒヤでした(爆)

6.日産ディーラー
三菱電動車両サポートの料金体系からして日産は割高なので避けてます。
しかし郡上八幡など周囲に遅い充電器しかない場合は日産ディーラーも価値ありです。日産リーフ用の高出力充電器は急いでいるとき便利ですよ。

以上ざっと書きました。

アイミーブ中古減少!

2018-11-08 22:25:48 | 電気自動車
最近カーセンサー等を見て、異変に気がつきました。

それは…軽規格電気自動車「アイミーブ」の中古が減っていること!!
理由は多分出玉の減少。2013年以降アウトランダーPHEVが出てから三菱があまり電気自動車販売に力を入れなくなったからです。
軽規格商用電気自動車「ミニキャブミーブ」はそこそこ出ていますが、これも5年前の新車販売がそこそこあったからで、今後は出回りにくくなると推測しています。

もちろん中古のアイミーブは口コミから「Mタイプなら当たりはずれが少なく安心」とあってはすぐに在庫が掃けてリスクも少ないので当然。購入者も安心して買える上に電池がタフなので廃車まで乗りつぶせます。
自分は端から「ナンバー切って自宅の蓄電池にする」計画なので基本手放しませんが。

こうなったら初期型ベースグレード購入も検討せざるを得なくなります。バッテリー交換も視野に入れ、車体価格+バッテリー交換で130万円以下ならばイケそうです。
一充電航続距離を考えれば新品への交換で元来の性能を回復できますし、容量もMタイプの1.5倍なので普段の航続距離が長い人は検討に値します。
バッテリー交換済中古もあるので確認下さい。

ただベースグレードは一部普通充電器との相性が悪いため事前に充電の可否を調べなければなりません。自身が知る限り豊田自動織機製は問題なし、NEC製は充電可でも初期設定で車種選択が必要。
※急速充電主体で使う方なら問題なし。

ニチコンの新型V2H発表に関して。

2018-10-15 18:20:53 | 電気自動車
電気自動車と一般家庭との相性がよいのは周知の事実。
ただしそれはV2H(Vehicle to home)があるとないとでは大違いです。

ソーラー発電2019年問題でFIT(電力固定買取)期限が切れる家庭も今後多くなると予想されているからか?EV充電器メーカーのひとつ・ニチコンからV2Hの新機種が発表されました!
外見は従来型の[Leaf to home]と大差ありませんが、機能は違っています…1.停電時でもソーラー発電からEVへ充電できる、2.ダブル発電が防げる。
ダブル発電はソーラー発電売電中に自宅の電気をEVから賄う機能。リーフtoホームがこうなっていますが、新型はそうなりません。
FIT難民(買取価格が下落した太陽光発電オーナー)対策を意識した造りになっている模様。自宅も2023年にFITが切れますので検討に値します。
気になる値段は廉価型が本体価格39万8千円。取付工事費込みだと60万円近くになりそうですね。
こうなると何年で元が取れるかを計算しないといけません…自宅の電気代が年間10万円とすると6年でトントン。それ以前に壊れると大損です(爆)
もっとも配電線故障などで停電する機会が多ければ十分買う価値がありそうですが…僻地でもない限り考えにくいです。

新型V2Hにも2タイプあり、廉価型はオフグリッドソーラーに近い考え、高機能型は将来予想される電力商取引に対応したIT満載のEVパワコンになるようです。
米国ではリアルタイムで電力売買が行われ、大容量蓄電池を運営する会社がそれで一儲けしたようですが…時代を先取りした考えでしょうね。

災害時に車から電源供給

2018-09-25 18:00:30 | 電気自動車
今年は停電災害が広範囲にあった年。
岐阜県も例外ではなく、自分が知るだけでも可児市・美濃加茂市・関市・下呂市・郡上市など中濃・南飛騨各地で起きていました。
そのうち下呂市・郡上市の一部は配電線故障などで丸2日以上停電した地域も見られました。

配電線は電柱で架空配線しているから災害に弱いのは当然。
そこで車から電気を取り出す方法を真剣に検討する必要があると考えました。
電気自動車関連のブログで発見した、JAFの記事[災害時に車から電源供給(外部リンク)]を見ていただければわかると思います。
それを見る限り、EVやPHVだとお湯を30回近く沸かせるので十分実用的と判明。
HV(ハイブリッド)では一回沸かせるかどうか、しかもエンジンをかけていないと十分に電力を出せないとのこと。
まして一般のエンジン車では期待できません。
既にアイミーブのある我が家の場合、1000W正弦波インバータは手元にありますが正直バッテリー容量が不足するので心配です。

幸い現在あまり使っていない死蔵品が多数あるので、ミーブパワーボックス(純正品)購入に向けて順次不用品売却を検討…NEC PC-9821、CANON iP100(モバイルプリンター)×4、鉄道模型車両、ノートPC(CF-Y5,CF-W9)。全部売ったらいくらになるか!?
手持ちのマキタ発電機はエンジンかけてもすぐ止まるんでジャンク出品かな。
ゲーム機も処分…腱鞘炎でゲームできなくなったからです。
逆に12/24Vバッテリー充電器やソーラーパネルは今後に備えて売却せず。アマチュア無線機も呼出符号があり不測の災害で出番が出そうなので全周波数帯を確保しつつ一部売却です。
限られた予算で最大限の防災を…頭の使いどころです。

新たに買わねばならない防災グッズは…ポータブルトイレくらいか。

アイミーブで飛騨路吶喊。

2018-09-20 20:17:10 | 電気自動車
愛車アイミーブで飛騨路へ吶喊してきました。
目的はオフグリッドソーラー講座の可能性を探るため。下呂市各地の上流部で2日間以上の長期停電が発生していたため、美濃加茂市で講師担当でもあるオフグリッドソーラー講座の需要が十分に考えられそうだからです。

まずは下呂合掌村で充電後、下呂市役所生涯学習課で登録&説明。どうやら下呂市は講師登録しても団体からの要請がないと組み入れられないので、NPO団体など下呂市の公認を受けられそうな団体を当たって説得するのが早そうです。
それを踏まえて飛騨小坂へ。某薬局に旧湯屋小学校に詳しい方が居り、しばし雑談…将来的にそこを公民館代わりにしていろんな講座も実施したいと考える自分とは話が合います。
旧湯屋小学校に限らず、廃校木造校舎の跡地活用事例は加茂郡各地にあり、白川町の大工養成学校や八百津町のアートギャラリーの話も知っている自分には納得できる話がいろいろ出てきました。どうも建坪が問題になるとか…消防設備士の自分にはよく判ります。
あと小坂地区は各地で長期停電が起きたのでオフグリッドソーラーの話には食らいついてきました…これを旧湯屋小学校温存策に結び付けれれば御の字。

このあと道の駅なぎさで昼食&充電、高山市リサイクルセンターへ。
一角にある高山おもちゃ病院は平日午後に開いており、半年ぶりにリーダーと対話。
建物内には機材だけでなく不用品として集まったおもちゃがひしめいており、未着手品も数知れず…我輩は古いプラレール車両と大きなステーションを預かり、将来のドクター養成講座での活用と来年の「森の宝島in萩原」に組み込む情景部品として活用することにしました。
高山おもちゃ病院も最近でこそ遠距離通院は減りましたが、まだ郡上市からの依頼はあるとか…何とかしたいですが郡上八幡でさえ年1回が関の山。
逆に郡上市民協働センターへオフグリッドソーラー講座を提案して減災から切り込み、そこで集まった仲間をおもちゃ病院へ組み込めば進みそうですが。
高山も台風21号で停電被害はあったそうで、オフグリッドソーラーの話をすれば反応ありそうです…今は下呂が先決ですが実績ができれば高山も何とかしたい。
あと高山も意外に電気系担当ドクターは居た模様…ただ多治見の電子専門ドクターには敵わないとか。

雑談しているうちに終了時刻となり退散…電気自動車は充電の手間があるため長時間居られません。
道の駅なぎさで充電後、車の窓ガラスが曇る曇る…アイミーブはガラス面積が広く、エアコンかけても曇取りに時間がかかるわ、寒くなったのでヒーターはバンバンにかけるわ。結構電池残量が減りました。
再度合掌村で充電後、夜間走れる分を道の駅七宗で充電して帰宅。

一日で300キロ近いロングドライブでしたが、疲れは残っても眠気知らず…充電休憩が効いてます。
アイミーブは操舵感覚がリニアに伝わり軽であっても疲れません。勿論ミッドシップレイアウトに起因するロングドライブの秘訣。

何かと収穫あった一日でした。

日産でんきキューブ[コンセプト]

2018-09-16 09:24:58 | 電気自動車
もう10年前の話ですが、日産キューブの電気自動車「でんきキューブコンセプト」があったのはご存知ですか?
2008年ニューヨークモーターショーに出品されましたが発売されず代わりにリーフが出ました。たまたま検索していたらウィキペディアに記述がありました。

車体は先代キューブの3列シート「キューブキュービック」と同寸法の5ナンバー枠。
定員5名(キューブキュービック車体であれど7名ではない)。
リチウムイオン蓄電池は床下配置…リーフ同様と思われる。
充電プラグはリーフに同じくフロント配置、ただし急速充電ポートなし。
重量・電池容量・一充電航続距離は不明。多分それら問題からリーフに先を越されたと推測。

市販されなかった理由、空力特性がリーフに劣り一充電航続距離が短いのが問題だろう。だが三菱がアイミーブの機器を流用して商用車ミニキャブミーブを出したように日産もリーフの機器流用で商用車e-NV200を出しており可能性は捨て切れませんよ!

そこで「日産でんきキューブ」を想定。
電池容量を現行リーフの40kWhでなく半分の20kWhとすると一充電走行距離は160km程度…日産三菱で組んで東芝SCiBを20kWh積んでも一充電走行距離はホンダフィットEVと同程度の200kmが関の山。
航続距離を増やすには車体を設計し直しリーフと同じ電池を積むべし…40kWh積んで350km走れば十分。とはいえコンパクトなミニバンの電気自動車が欲しいという層にはウケます。それ以前に小型車5ナンバー枠のEVが欲しい要求は決して少なくないはず(日本には道路幅の問題がある)自身も三菱アイミーブにたどり着いたのでそこは重視します。

電気自動車に求めるものは航続距離以外のEVならではのメリットをあげるべし。
1.自宅充電できてガソリンスタンドに行かなくても済む。
2.買い物中充電で自宅充電の機会を減らせる。
3.非常停電時に車から電気を取り出せる(外付けオプションでも可)。
4.太陽光発電やV2Hと組み合わせれば自宅停車中は家庭用蓄電池としても使える。
5.震災などで早く復旧するのは電気!ガスやガソリンは後回しになります。
 逆に台風・配電線故障の場合は電機がなかなか復旧しない場合もあるが住宅用太陽光発電がある家なら問題なし。
最近はエコ意識よりむしろ非常災害などインフラダウン時への備えが重要課題、クルマ選びに「停電への備え」が売り文句に加われば相当な武器になるでしょう!
ただ100V/1500Wインバーターを搭載して登場したe-NV200が高すぎて売れなかったのも事実。そこが難しいでしょうか。

最後に、もし本当に「でんきキューブ」が出るとしたらつけて欲しい装備をリストアップ。
1.ミニバンや軽トールワゴンでは標準装備の電動スライドドア。今まで日本で売られた電気自動車には電動スライド設定車がないのでそれがEV普及の壁になっていると考えればこれはマストかもしれません。
2.100V/1500W車内取付インバータ…SUVでなくとも車内の掃除やピクニック先で調理器やコーヒーメーカーを使いたいなら必要でしょう!もちろん災害対策にも一役買います。
…足りないものは主婦の目線!?

本当に電気自動車が普及するときは…?

2018-09-12 22:40:20 | 電気自動車
今年は集中豪雨やら猛暑やら台風やら…何かと自然の猛威に晒された年でもあります。
其の度に河川の氾濫・浸水・停電・断水…ライフラインというかインフラがズタボロになっていきます!!(爆)
その様はインフラ屋(電気屋)やっていると否応なく思い知らされるもので。

都市部のインフラ復旧は早いですが、僻地になるにつれ停電時間が長かったり、断水の影響が残ったり、何かとロクなことがないことも判明(爆)
電力会社は私営企業だから顧客満足度やクレーム対応上、人口密集地や大口顧客を優先するでしょうが…これでは地方在住者にソッポを向かれるでしょう!
特に自宅に太陽光発電を持っている電気自動車(EV)ユーザーから手を切られてもおかしくありません。

元々電気代がガソリン代より格安・オイルなどエンジン系消耗品交換が不要・近くにガソリンスタンドがない…など、電気自動車に向くのは都市より地方ともいえます。
持ち家・地方在住でクルマ複数台保有・住宅用太陽光発電設備あり・インフラ設備が貧弱…条件が揃うほど電気自動車有利です。

もし配電線が切れて停電したとしましょう。
住宅用太陽光発電のパワーコンディショナーには100V/1500Wまで供給可能な自立運転モードがあり、そのモードで専用コンセントに100V充電ケーブルを接続すればリーフやアイミーブなどEVへの充電は可能です。100V充電ケーブルを別途入手する必要はありますがないよりはマシ。
その電気を真っ暗な夜に使うためには、これまた別売りのミーブパワーボックスやリーフto100Vなどのインバーターが必要ですが、これひとつで100V/1500Wまで出力可能なので夜間照明・通信機器・冷蔵庫・扇風機などへの給電は可能。災害時に役に立つアイテムですが、ポータブル機器でアウトドアにも使えるから一家にひとつあってもいいでしょう。
※当方自費で買うべくお金を貯めています…あとヤフオク等で不要品を売却しないと。

さらにその上を行く機器として三菱smartV2Hがあります。
これひとつで自宅の電力は十二分に補えますが(6kW)…高価な上にi-MiEV(10.5kWh)では容量が不足気味。最低リーフ24kWhがほしくなります。

電池がなくて困った思いをした方は将来クルマを買い換える際に「走る蓄電池」電気自動車を検討しましょう。
家庭用蓄電池が10kWh未満でも100万円越え、それより電気自動車購入のほうが色々使えて且つリーズナブル。
住宅用太陽光発電をお持ちの方も、設置後10年で電気買取価格が下がるならば「走る蓄電池」に蓄電して使うこともお考え下さい。
本当に電気自動車が普及するのはソーラー発電のある家から…自宅も今後該当するからi-MiEV購入です。