貧乏石好き

つれづれなるままに石をめぐりてよしなきことを

ボー石

2022-07-29 22:14:52 | ややレア

っていう名前はないだろうと思う。なんかボーッとしちゃうぜ。(うわつまらん)
Vauxite。忠実に表記するならヴォークサイト。まあヴォーキサイトでも。今は亡き「ホシノカケラ」のanfelさん(殺すな)はヴァークサイトと書いていたけど。
アルミニウムの原料として誰でも知っている「ボーキサイト Bauxite」とは1字違い。こっちが正式なボー石だ。ただしこちらは混合鉱物。

19~20世紀のアメリカの収集家 George Vaux Jr. にちなんだ命名。もともとはフランス語系の名前で「ヴォー」さんでしょう。けどアメリカ人名なのだから「ヴォークス石」とか、せめて「ボークス石」とかにしたらよかったのに。

組成は FeAl2(PO4)2(OH)2・6H2O。鉄とアルミのリン酸塩鉱物。アパタイト(燐灰石 Ca5(PO4)3(F,Cl,OH))から生じる二次鉱物だそうで。

あまり有名ではない。名前がぼーっとしているからか。(んなことはないだろ)



鮮やかな色ではない。ちょっとパステルカラーのような。白い「パラボー石」が上についている。
けど拡大して見ると、なかなか。この青い洞窟の中に入っていきたい。


しかし、何度か書きましたけど、エヌズミネラルという石屋さんはすごいですねえ。鉱物ショップとしてはやはり日本一ではないかと。磨き石やアクセサリーは扱ってないけど。
けど、この石屋さん、自分語りをしないので、よく素姓がわからない。新潟にあるらしいけど、どういう人がどういう経緯でこうなったのだろうか、少し興味が湧く。まあ余計なことでしょうけど。
このお店に30%オフをやられると物欲が刺激されてかなわん。「女房を質に入れても」というのは初鰹に飛びつく江戸っ子の言いぐさだけれど、うちのうわなにをするくぁwせ(やめなさい)
ここのリロコナイトは素晴らしいのがごろごろしているのだけど、30%オフでも銀河の彼方だものねえ。
いや、まあ手の届くところにも美しい石はいっぱいある。それを探り出すのもまた楽しいことですね。


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