貧乏石好き

つれづれなるままに石をめぐりてよしなきことを

アメジストまたまた ③ ゲレロ産・ブルガリア産・カナダ産

2023-01-03 13:58:29 | 単品

今回は産地もので。

ゲレロ産。「ゲレーロ」と書きたいけど現地音では伸ばさないみたい。ベラクルスと並ぶ名産地。Cute Stone さんで割とお安めで出ていたので。
ベラクルスが少し薄めなのに対して、こちらはやや濃いめ。といってもウルグアイほど濃くはない。
アメジストの典型的な色みたいな気がする。「きれいなアメジスト見せてよ」と言われたらこれを出すかもしれない。
結晶が合わさっているせいで光や色が方向によって変わるのも面白い。



ちょっと産地としては珍しいブルガリア産アメジストクラスター。色が淡くて彩度も低く、地味っちゃあ地味だけど、じいっと見ているとなんか不思議な気持ちになるんですねえ。
紫自体そもそも不安定な曖昧な色。それが薄いと捉えどころがないというか茫洋というか、何色を見ているのかわからなくなるような。(意味茫洋)



カナダ産は、先住民の聖地「ケイブ・オブ・ワンダーズ」一帯から出るオーラライト23。「パワーストーン」として有名なやつ。

かつての五反田さん(死んだみたいに言うなw) で数百円とお安く出ていたので好奇心でつい手を伸ばした。23て何だよ、というのはめんどいので別項。
インクルージョンは確認できないけど、淡い紫に、方向によってオレンジっぽい色が混じり、結晶面で薄い虹色が輝いたりして、ちびいけどなかなかきれい。ドッグティースっぽい姿もいい。紫が上なのかと思ったけど、どうも白が上らしい。上が紫だったり白だったり、交互に山型の層を作っていたり、いろいろあるみたい。
あちきはパワーはわからないので猫に小判ですかな。ただこれだけの鉱物が出て先住民が聖地と崇めていた土地のものだから、なにがしかの神秘的力はありそうな気がする。

     *     *     *

この前パーフェクトストーンさんでジンバブエ産の「シャンガーン・アメジスト」というのがいくつか出ていました。最近出たものらしい。すごく美しくて欲しかったけど、お財布が許さなかった。新発見というのはけっこうあるものなのですね。

日本にも美しいアメジストが出るところがあるようで。絶産だそうだけど雨塚山のものなんか、写真でしか見たことないけどすごいみたい。日本産はだいたい稀少なので値段も高くて手が出ない。

まあいくら「万民の宝石」と言っても、産地にこだわって集め出すと破産する。ほどほどにしておかないといけません。


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