貧乏石好き

つれづれなるままに石をめぐりてよしなきことを

吉野産パイロクスマンガン鉱

2024-05-17 20:34:16 | 国産鉱物

パイロクスマンガン鉱は、前に上げた。ブラジル産。
最初の頃、「日本の田口鉱山でしか出ない石」となぜか思い込んでいて、ブラジル産があるのを知って驚いたのでした。思い込みは単なる思い込みで、この鉱物はけっこういろいろな所で出る。どうも「大きな美結晶は田口鉱山でしか出ない」ということのようで。
日本はマンガン鉱床が多いので、ほかの産地のものもちょこちょこと出るらしい。
これはちょっと「いい景色」だったのでゲット。

奈良県吉野郡川上村入之渡引水鉱山産。
結晶は大きくないけれど、色はなかなか。「ばらちらし」景色が素晴らしい。



大きくて美しい結晶は稀少で高価だけど、そうでなければあちこちで出るという石は実に多い。
ガイアの子分君たちも、どうせ作るならもうちょっと大きめのものにしておいてくれたらよかったのに、と思う。(身勝手w つか誰に言ってるんだよ)
地球というのは巨大なのに、美しい結晶はとんでもなく小さい。実に奇妙。(何がだよw)
もっとも1メートルくらいのルビーがごろごろ出たら、有り難みがないか。
人造宝石で37カラットのルビーとか100カラットのキュービックジルコニアとか買ってみたけど、確かにすごい迫力だけど、なんか有り難みというのはない。
美しさとか稀少価値というのは何だろう。単に人間の勝手な思い、という部分もあるだろうけど、そればかりとは思えない。稀少で小さいものにしばしば美は宿る。何なんでしょうね。(わけのわからんことをぐだぐだ考えるねw)


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