貧乏石好き

つれづれなるままに石をめぐりてよしなきことを

カーネリアン

2021-11-13 20:43:30 | 単品

赤いアゲートのことを一般的にカーネリアンと呼ぶ。みたい。縞があるのは赤瑪瑙? なくても? そのあたりはよくわからない。要するに不明瞭。
カーネリアンは染色したものが多いという説もあちこちで見る。まあ確かに鮮やか過ぎるものはある。おまけにブレスレットが500円とか、ビーズ40センチで600円とか、えらく安いものもある。
何かごちゃごちゃしつつも、カーネリアンはたくさん売られている。赤い石はだいたい高いので、お安く赤いものを手に入れようとするとカーネリアンにならざるを得ないのかもしれない。「7月の誕生石」という標榜で、ルビーと並列でカーネリアンが挙げられていたりもする。ルビーを簡単にプレゼントにはできないしね。(まあ詮索すな)

こちらは、カーネリアンの小卵。五反田産。(産ではないと何度)800円は安いと思ったけど、カーネリアンにしてはそうでもないのかもしれない。

何とも変な、梅干しを思わせる渋い色がえらく気に入って思わず買った。
染色の可能性もあるけど、こんな変な色に染めるか? だから無染色だと勝手に思っている。それとも染めるの失敗したか?
こんな色はほかであまり見たことがない。強い光を当てると若干透ける。その赤も美しい。



これはカーネリアン40ミリ丸玉。名取貴石の姉妹店・岐阜のキラリ石さんから購入。「天然もの」とのこと。それでも3000円しなかった。
少しおどろおどろしいくらいの模様。UVライトでところどころキラリと光る。不思議。
マダガスカル産。いろいろな石が出る宝庫だけれど、カルセドニー系では、こういった奇っ怪な模様のものがよく出るみたい。ムーカイト、オーシャンジャスパー、タートルジャスパーあるいはセプタリアン……。何でしょうね、あの島。

前記事で石の創造係の練習と言ったけれど、物理化学的にはどうやってこういう模様ができるのでしょうかね。成分の違う「非晶質石英入り熱水」が代わる代わる流れ込んで、しかもそれをどういう力でかぐにゃぐにゃとねじ曲げる? わけがわからない。

アゲートというのは、石の質自体は少し深みに欠けるきらいがあるけれど、こういった不思議な模様で魅了してくれる、楽しい石ですね。


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