丘を越えて~高遠響と申します~

ようおこし!まあ、あがんなはれ。仕事、趣味、子供、短編小説、なんでもありまっせ。好きなモン読んどくなはれ。

日常 ~I need you to survive

2011年03月27日 | 四方山話
 時の流れというものは残酷なまでに平等に流れるものです。東日本大震災から二週間が過ぎました。被災地ではまだまだ復興の手がかりすら見つけることが難しいところもあり、また福島の原発はトラブルの真っただ中です。そのニュースをしり目に、テレビの番組は徐々にいつものバラエティーやドラマが流れ、被災しなかった地域ではそれぞれがそれぞれの生活を送っています。我が家もチビ子の春公演の準備で大忙しだったり、年度末の月末処理に追われててんてこ舞いだったり、ゴスペルのレッスンがあったり、学童の集会があったり。いつも通りの日常を送っています。
 ただ、当たり前ですが、生活のそこかしこに地震の影響が出ています。スーパーや量販店ではケース買いの制限があったり、あちらこちらに中身のいっぱい詰まった義援金の箱が置いてあったり、生協の商品に欠品が相次いだり。
 今回の災害ほど日常を送る幸せと後ろめたさを感じたことはありません……。

 当たり前の日常を送ることはとても大切です。西日本は頑張って経済を回さなければなりません。日本全体の経済活動が止まったら、それこそ根幹から日本は倒れます。この際、思い切って日常を送ろうと思います。そして、今まで子供達のためにとかなり節約・貯金としてきましたが、しばらくはあまり貯蓄にいそしまず、使う時は使おうと思います(無駄使いってことじゃないよ)。それくらいしか私には出来ないから……。

 先日のゴスペルのレッスンの時に、新しい歌を教わりました。

 聞いてください この祈りを
 知ってください このうめきを
 ああ 日本に 癒しの手を 
 さしのべてください 主よ
 今 御前に 膝をかがめて
 祈ります 愛する主よ

 歌いながら全員が感極まって、涙が止まりませんでした。
 いつまでもこの想いを持ち続けることが一番大切なのだと心の底から思います。いつもの日常を送りながら、経済を回しながら、でも心はいつも被災した方々と共にあるという事を、自分自身に言い聞かせながら、共に歩んでいくこと。それこそが長い長い復興と支援の道を歩む方法だと。

 I need you to survive.


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