姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

具体的ことから一般化することと抽象的なことを具体化していくこと

2012年04月28日 | 波動脳科学/主体的人生のリテラシー


 ふっと そうだなぁとおもったことがありました。

 今の私のコンテンツの柱になっているのは NLPラーニングのNLP心理学です。

 そしてその NLPをさらに独自な形にして シンプルな形にし 深めているのが 

 アイシンで学んだ波動。

 その2つって ものすごくリンクしているのですが

 学んでいく過程は全く違います。

 NLPラーニング 山崎さんの NLPは どこまでも深く いわば抽象的なこともたくさんありました。
 ワークにおいても 理論的な中にも抽象度の高さがありました。抽象度の高いものというのは、それを現場に落とし込むことが大変困難であることがあります。(もちろんワークやスキルは学んだとおりにできます。)

 山崎さんのNLPの素晴らしさは、スキルを手順と実践で終わらないその質の高さと本質的な意味をくりかえし繰り返し視点をかえてループ状につないでいく 見事ともいえるセミナーの構築がありました。

 物わかりの悪い私は どうしても深く知りたくて 食らいつくように再受講を繰り返したり リソースパーソンやったり あえて入門的な単発講座にも出てみたり、応用的な単発講座に出てみたり。

 山崎さんのNLPはそれほど 深く 学べば学ぶほど NLPを理解するというより 「自分」を通して「人間」というものを 理解したいと思えるほどすばらしいものがありました。

 退職後に出会った アイシンの波動ワークは 一人一人が持っている具体的な課題について 

 その人の中で起きていることを個人をテーマにして 掘り下げていきます。

 一人の人間の課題とその課題から見えてくる「人間」理解と「想念と現実の関係」「潜在意識化で起きている想いや情報の流れ」を理解することで 

 より豊かな人生を生きる智恵を見つけ出していくワークです。

 より深く抽象的な内容を学んで 現実レベルに落とし込めるまで学びを深めていく 山崎さんのNLPと

 一個人の課題という すごーく具体的なテーマを通して それを自分の人生に応用していくために一つの法則性を学び取っていく波動ワーク

 真逆の方向から 「人間」と「人生を豊かに生きる智恵」を 学んだんだな・・・・と

 本当にふっと思ったのです。

 山崎さんのNLPは 繰り返し学んでいくことで 自分の現場(当時は保健室でのアプローチとか教育的活用)にどう活用したらよいのかを、導きだし、活用してみて またそこから 気づきがあって よりリアルな保健室バージョンになっていきました。

 退職後は それを一つのコンテンツ(保健室コーチング、ママンコーチング)として セミナーの中で伝えていくことで 今度は受講生さんが 自分の保健室 子育ての現場で 活用し そこから 得た新たな視点から たくさんの気づきがあり 

 自分の体験として 自分の「ことば」で語ることができるようになりました。

 平行して、コンテンツ自体が育っていきました。いえいえ 今も進化を続けています。

 波動ワークは 初めて 2年くらいまでは 名古屋では人も集まらず それでも先生方は 赤字覚悟で来てくださって 最初の2年くらいは やってもやっても よくわからないことがたくさんあって 具体的な内容過ぎて そこから 一般論というか 理論を導き出すことが なかなかできませんでしたし わかったとおもったことも まだまだ頭でわかっているにすぎませんでした。

 ただ 私が学んだNLPと非常にリンクしあっているなということは 感覚的にわかりました。

 大きな変化は3年目あたりからです。

 2010年あたりから、波動のノートを読み返しても 記録の取り方とか まったく違います。

 やっと実生活と自分の行動と体験と波動で言われていることが つながり始めたころから そこから導き出せる理論が 自分の中で整理できました。

 そして、それを 本当に 自分の実生活の中で ちゃんと実践し 実践を通して 実感としてわかった時に 波動ワークの場で 取り上げられる個人的な内容を 理論として整理ができ そして 「自分のことば」として 話しができるようになってきました。

 教えてもらったことを おうむ返しのように 人のことば(指導者が言ったとおりの表現や言い回し)で いうことは だれでもできますが

 自分のことばで 自分の表現でひとに伝えるためには それだけの深い学びと自分の実践が必要です。

 私も まだまだ 自分のことばではかたれない部分もたくさんあり そういう部分では表面的には話ができても 相手の深い部分に影響を与えることはできません。

 表面的に「へー」とか「すごいね」っていわせることは プレゼンテーションスキルがあればできることかもしれません。

 そういうスキルの問題ではなく 

 同じコンテンツを語っても 同じコンテンツをもって セミナーをしても 伝えている人がどれだけそのことを 本当に現実でこなしてきたか、むきあってきたことなのかで、表面的なウケとか 一時的な感動とか そういうものではない影響力を持つことができるのだと感じています。

 山崎さんが よくセミナー中におはなしされたことですが

 「今この場で みなさんを 感動させる話をすることなんて簡単なことです。そういうスキルを僕は持っている。でも本当に大切なことは そんなことじゃない。この場でみなさんが感動することではなく 今 ここでわからなくても 5年も10年も いや 生涯にわたってあなたを本当に豊かにしていく学びを 提供することなんです。」

 これ 本当に ものすごく感銘を受けました。

 アイシンの先生方も その場その場で 参加者を喜ばしたり 一時的な慰めやきれいごとなんて一切言われません。本気でむきあってくださるだけです。そこまで本気で関わったら 下手をすると 「もう二度ときません」っていう人がいてもいいくらいの厳しさもあります。アイシンの先生方も 受講生さんに受け入れてもらおうなんてないです。それで来なくなる人がいたら それまでっていう感じで・・・・すごいです。

 山崎さんも 荒島先生も 小窪先生も 御自身が 本当にやってきたことだからこそ 

 既存のものから 御自身の独自のものを導き出されたのだと思います。そこに 迷いはない。

 学んだこと×自分の生の体験と実践×自分なりの理論=オリジナル なのかしら?

 そして オリジナル理論にもどつく実践×回数×気づきのフィードバック=新しい実践法

 ってなるのかしら?

 自分とむきあいたくなくて あるいは 自分を信じきることができなくて 学びばかりをため込んでいくより

 一つの学びを 繰り返して 深く深く実践していくことのほうが 自分の道を見つける近道のような気がします。


最新の画像もっと見る