姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

自由になるための学びが不自由を引き起こす時

2023年06月13日 | 波動脳科学/主体的人生のリテラシー

(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー 桑原朱美です。
『生きづらさ』を脳科学で『生きるチカラ』に変えるメソッドを提供しています。



今日のテーマは
「自由になるための学びが不自由を引き起こす時」です。

 

桑原が、NLPに出会ったのは2004年。
この年、NLPプラクティショナーコースを修了し、
その後マスタープラクティショナーコースを修了しました。

修了した当初は、NLPのすばらしさに魅了され
なんだかすごいものを手に入れ
そんな自分が特別になったような感覚がありました。
この「万能感」は、実にヤバいもので大きな落とし穴です。

自分は世の中のすべてがわかっている!
みたいな感覚になってしまうんですね。

NLPに限らず、有名な●●さんから学んだ~心理学
メディアでも話題になっている〇〇心理学や▲▲メソッドを学んだ・・
という方ほど、同じような「特別感」「万能感」を持つことはよくあること。

自分を磨くために、自己投資をするということは
本当に大切なことであり、プロとして本気で仕事に向かいたいという
情熱があるということす。
だから、学ぶこと自体に良い悪いはありません。

ただ、人間の脳の仕組みとして知っていてほしいことがあります。
私たちは、学ぶことによって新しいことが「分かる」と
それによって「よい・悪い」の判断材料が増えてしまうということです。

※分かる=よいと悪いを分け、自分の見る世界を「分断」してしまうこと

そして、自由になるために学んだはずなのに、知識が増えることで
自分自身をかえって「不自由」にしてしまうことが、起きてしまうということです。

(一時期で終わる人もあれば、それが続く人もいる)

つまり、
知識が増える→分かることが増える
→よい悪いを分ける(世界を分断して観る)→悪いと意味付けしたことに対し感情がぶれる

という流れが無意識にできてしまうのです。

例えば、保健室コーチングで
「子どもの行動と相手の人格を結び付けた表現で子どもを叱ることは、
 脳科学的に子どもの自己イメージにマイナスの影響を与える」
ということを学んだ例で考えてみましょう

すると、子どものミスに対し、人格否定をする表現をする同僚に対し
「間違っている!」と激怒してしまうことが起きます。

これは、学びによって
・行動と人格を分けて表現すること=よい
・行動と人格を結び付けて否定した表現をする=悪い
というジャッジが生まれるから

よい・悪いの判断は、ひとそれぞれであってよいと思います。
ただ、知識が増えれば増えるほど、人間はいったんこうした状態になるということを
理解していただきたいと思っています。
つまりは、感情が揺れ動くビリーフ(思い込みや信じ込み)が
増えてしまっている状態です。


これにさんざん苦しむと、「そうかどっちでもありだよね」
というレイヤーを一つ上げた視点で考えることができるようになります。

先日もある会員さんが、こんなお話をされました。

決めることが大事と分かってから、そこにこだわりすぎて
決められない子どもにイラっとしたり、決めたのだから何が何でもやらなきゃという想いにとらわれて・・・結果、子どもとけんかになって・・・自分は何してんだろう?ってへこみました

 
サムネイル

 

こうした話を打ち明けてくださる自己開示力に大いに感動しました。
「やっちまった」というこのような体験こそが、分離から統合へと導きます。

ここで、ちょっとまてよ!と振り返ることがないと、
今度は相手をコントロールするための思考になります。

「どういったら、言うとおりにするのだろう」
「どうやって、わからせようか」・・・わたしもよく、ここにはまり込みます。

この会員様は、
波動脳科学セルフアクセプトコースを受講されていたので、
自分がはまり込んだからくりと自分の囚われにすぐに気づかれました。

私たちは、自由になるために、いったん不自由になり、
その不自由さを体験して、初めて本当の自分の囚われからの解放がある。

人間は、その繰り返しをしながら
ビリーフを手放し、大きな視点を取り戻します。

だから、学ぶだけ・知識を得るだけでは不十分なんですね。
知識だけを取り入れることばかりに偏ってしまうと
ジャッジの基準を増やしてしまいます。

知らないことにより生まれる苦しみがあり、多くの人は、そこから脱するために学びます。
しかし、その学びにより、あらたな価値判断基準やビリーフが生まれ
そのビリーフによって別の苦しみを生み出します。
しかし、その苦しみは自分のビリーフが生み出していると気づいた時
よい悪いを手放して受け容れることができます。


私たちの中には、無数のビリーフがあります。
だからこそ苦しい。うれしい。楽しい。つらい。


すべてのビリーフを手放すことなどそれは神の技。
だから、私たちはみんな発展途上。

それが現実。

菩薩様のようになろうとしなくていい。

自分も含め人間はこの繰り返しで、精神の成長をしていくのだと思います。
みんな発展途上。でも、完全なる存在。ですね。

だからこそ、人生は生きる価値があると思うのです。

本当の自由、自分らしく豊かに生きるということは
知識を得るだけでなく、その知識からの日常の体験を大切にし
そこから、内側の気づきが生まれ、受け容れながら生きていくことであり

自分の周りのストレスを全部なくすことではないということです。

昨年も、同じような記事を別の視点から書いています。
併せて読んでいただければと思います。

 

それでは、今日も素敵な1日を!

 

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