姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

【講座の感想】承諾をとって確認質問をするとたくさん話してくれた

2023年02月17日 | 保健室コーチング

(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー
桑原朱美です。

今日のテーマは
「【講座の感想】承諾をとって確認質問をするとたくさん話してくれた」です。

 

保健室コーチングアドバンスアドコース 第7講の感想をご紹介します!

 

7講は事前課題があり、これによって「考えるのが楽しかった」と感じてくださる方も多く
みなさんの意欲の高さは本当に素晴らしいなと思います。

 

6講、7講、8講と確認質問をしつこく学ぶのは、
これぞ、保健室コーチングの傾聴が、非常にパワフルだからです。
ベーシックの段階では、なかなか確認質問がピンとこないのですが、
今回の改訂アドバンスでは、かなり深く理解できたと思います。

 

確認質問に対し、これまでの受講生に「なんだか難しい」と感じさせてしまったのは、
こちらの伝え方が不十分だったという反省から、かなりその伝え方を改善しました。

相手の話を聴きながら、「省略、一般化、歪曲」の表現に気づいた時、
承諾をとって、確認するということは、
スキルというよりも、コミュニケーションを丁寧に行うための大前提です。

 

特別なスキルではなく、相手への尊重であり、
本当の意味で相手の内面に丁寧に寄り添うことであると理解できると、
保健室や家庭での子どもへのかかわりが一段と深くなります。

 

第7講は事前課題に取り組んだことが大きかったです。
 普段は姫先生が語られることばで覚えたり、メモを取って後から確認したりしていましたが、いざ「自分のことばで」となった時、初めて「むむっ!」となりました。あれっ、私ちゃんと理解していないかも・・・とドキドキしました。

 事前課題が出されてから7講の数日前まで、気がつけば考えているような状態でした。自分や生徒のエピソードから考えられることや、当てはまる妖怪さんのことなど、思いついたら紙に手あたり次第書き出して、「ということは結局どういうことなの?」と自分に問いかけながら、文章にしていきました。この作業、結構好きでした。「自分のことばで」の自由度(?)が私には合っていたようです(笑)。(でも、今見直すと、自分のことばで書いた文章はちょっと長いなぁと思いました。もっともっとシンプルになるまで考えてみるとよかったかなと思っています。)
 この課題に取り組んだおかげで7講の話がすっとしみ込んだ気がします。特に、相手の話から「省略・一般化・歪曲」に気づいた時の確認質問の目的、「何のために聞くのか」が理解できてすっきりしました。

シェアの時間に、他の先生が「相手と同じビリーフを持っていて“そうそう”と思ってしまうと確認質問ができなくなる」といったことをお話しされていましたが、自分にも(特に先生方との会話の中で)あるなぁと思いながら聞いていました。
今年は元旦に「“大人が元気!だから子どもも元気!”という学校にしよう」と決めたので、「自分のノイズ、承諾、ラポール、ディソシエイト」を自分のキーワードにして真摯に楽しくかかわっていこうと思っています。8講の課題にも取り組んでいきます。

 

 

講座後、チャレンジしたことと、はまりこんだことがあります。

チャレンジしたこと『承諾をとる』
 7講が終わってから、来室生徒に対し、質問したい時に、承諾をとることを心がけました。実は今まで、承諾をとらずに聞いていたので、逆に承諾をとることに臆病になっていました。「すごく大切なことだと思うから、もう少し詳しく聞いてもいい?」と尋ねると、しっかりと頷き、いろいろ話をしてくれました。
 確認質問の承諾をとると、相手との距離が近づくような感じがしました。もし逆に、「いいえ」と返事されたとしても、「ああ、今は聞かれたくないんだな」と相手の意思がわかるので、いいんだと思いました。

はまったこと『一緒に箱にはまる』
 子どもの返事に対し、「そうだよねー」と思い、何と話をしようか、頭が真っ白になってしまったことがありました。まさに、講座で出ていた「箱に一緒にはまった状態!!」でした。「はまっている」状態だと気づいたら、そこから抜け出し、ニュートラルを保つようにします。

最後に、「確認質問はコミュニケーション」というお話になるほど!と思いました。今まで、確認質問のイメージは、相手の痛いところをつくイメージでした。アドバンス講座を受けるたび少しずつそれが変化していったのですが、今回の「確認質問はコミュニケーション」というお話で、すっかりイメージが変わりました。コミュニケーションをとるためにするんだ、相手を理解するためにするんだと、振り返ることができてよかったです。

 

 

新刊「保健室から見える本音が言えない子どもたち」でも、
脳科学傾聴、確認質問が、子どもたちの本音を引き出し、
主体性を育てることにつながることを事例を通してお伝えしています。

そちらもあわせて読んでいただけると嬉しく思います。

 

 



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