姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

人生の魔法カードを使った教育相談で「イジメの発見」につながった

2023年02月17日 | 保健室コーチング

(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー
桑原朱美です。


今日のテーマは
「人生の魔法カードを使った教育相談で『イジメの発見』につながった」です。

 

HMレジリエンスメソッドを活用した実践事例が続々と届いています。
今日は、3つの事例をご紹介します。



実践1 ぼやきすごろく
今日、久しぶりに登校した生徒とぼやきすごろくをしました。

身体を動かしたい、でも人間関係で悩んでいる→途中からでは入りにくい→悩みは今、真ん中よりゴール寄り→行こうかな→今から行く!

と決め、体育に参加しました。その後、教室で一日過ごすことができました。

私がサクサク進むのに生徒のコマはゆっくり進む。
ゆっくり考えたいんだね、というとうんうんと頷いていました。
まわりがどう、というより、自分がどうしたいか考えられた結果だと感じました。

 

 

 

実践2 人生の魔法カード
本校では、学級担任が子ども一人一人との教育相談の時間を設けています。
その際、次の人が順番を待つ間に、人生の魔法カードを三枚選んでおき
相談の時に見せるというやり方をしています。

教育相談に人生の魔法カードを使うことで、イジメの発見につながった事例がありました。
「SOSアンテナ、おことわリップ、お守りセット」を選んだ児童との対話の中で
そのカードについて話しているうちに、背景にイジメがあることがわかったのです。

すごろくは子ども達にやらせ始めたところです。つい、成果を上げたくなってしまうので、
ニュートラルな状態でやれるように心がける日々です。

 

 

 

実践3 ぼやきすごろく
先日、母親にスマホを取り上げられイライラの気持ちを持ったまま来室した
特別支援学級籍のAさんとぼやきすごろくをしました。

すごろくしをながら、お母さんに伝えたい自分の気持ちを言葉に出来ました。
その気持ちをお母さんに伝えるということまではいきませんでしたが
イライラの気持ちは小さくなって教室へ行きました。

 


実践のご報告ありがとうございます。

相談者と支援者の間に共有物を置くことで
話がどんどん進みます。


ちょっとした遊び感覚がとても大切。
あらたまった雰囲気では、子どもたちはちゃんと話さなきゃという
気持ちが強くなり、言語がなかなか出てきません。

解決より大切なのは、自分の気持ちを言葉にすること
かといって、大人が
「本音を引き出してやろう」「言語化させよう」という気持ちが強すぎると
子どもは心を閉ざします。

一番大切なのは、支援する側の在り方です。


新刊「保健室から見える本音が言えない子どもたち」では
たくさんの事例ともに、子どもたちが自分の気持ちに気づいたり
迷いを整理して行動化した実践事例や

子どもたちの言語化を促し、本音を引き出したり
小さな決断に導く方法、ワークシートなどをご紹介しています。

 

 

それでは

今日も素敵な1日を!

 


この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
 2023年1月30
日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。

 

 

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