ナナイロDiary

食いしん坊ピアノ弾き石川菜緒のブログ。
音楽の話を中心に日々の出来事を綴っていきます。
ワンコのことも。

またメシアン

2008年07月01日 23時59分56秒 | ピアノ・音楽
今日から7月。
もう今年も下半期。早い。

誕生月だからってわけではないけど、7月って好き。

夏らしく、爪も青く。



今日は朝みなとみらいで合わせしてたらめぐちゃんも別の部屋で練習していたようで、一緒にランチ。
午後一緒に演奏会を聴きに行くことになってたのでちょうどよかった。

メシアン、聴いてきました@東京文化会館
ヴァイオリン/堀米ゆず子、チェロ/辻本玲、クラリネット/チャールズ・ナイディック、ピアノ/野平一郎、とまあすごいメンバーで。
その上、谷川俊太郎さんの詩の朗読もあり、贅沢な演奏会でした。

以前にクラがロマン・ギュイオ、ピアノがクリスチャン・イヴァルディ、弦は・・忘れた、けど、その人たちのやるメシアンを聴いて、もうなんていうかこの世のものと思えないというか、奇跡を目の当たりにしたって感じの衝撃を受けてしまったのだけれど、それと今日のを比較してしまうとそういう「衝撃」は少なかったかな。
でもすごく現実的な感じ。
今この瞬間の音、という感じで聴き応えあった。

チェロの辻本さんは私よりも年下。
すんげーーーーーーウマかった。
あのベテラン勢に囲まれながら、全く負けてなかった。
というかすごい存在感でした。

この曲改めて聴くと、チェロがめっちゃ難しそう。。
出だしからフラジオなのにはあやちゃんもビビっていたし。
ピアノももちろん死にそうに難しいけど、なんとなくまだ他人事な感じの私。。
やるんだよね?この曲・・

演奏会にはいろんな方がいらしてました。
巨匠の奥様のN宮先生、クランポンのK松さん、先輩ピアニストのJさん、クラの後輩、なぜかロビーでCDの販売してたパーカッションの後輩・・など


あとねあとね、谷川さんの詩がすごくよかったんです。

「世の終わりのための四重奏曲」は、最近では「時の終わりの~」と訳されるほうが多元的なイメージを喚起させるので適しているのでは、と考えられているらしいのだけれど、「時」というものをすごく考えさせられるような詩で、すごく印象深かった。

ちょうど、昔読んでいた「ソフィーの世界」を最近また読んだので、時とか宇宙とか、頭ん中がそんな感じだったから絶妙なタイミングだったのかも。
なんにせよ、濃い時間を過ごしました。

演奏会後は来月のコンサートの合わせをして、帰宅。
これだけでもう疲れた。
体力落ちてる。

またRadioheadの話になるけど、あの人たちの世界観ってメシアンの世界観に通ずるものがあると思うんだけど、どうでしょう。

明日は完全に予定を排除し、ひたすら譜読みと練習に明け暮れます。
曲の山がのしかかってくる・・!!!

早起きして朝から頑張ります。





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2 コメント

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いいですね~ (アッコ)
2008-07-02 22:36:23
メシアンいいですね!昔ヨーヨーマがやってたのを聴きに行ったことがあります。
辻本くんってフィンランドかどこかに留学中じゃなかったんですかね??
大学入りたての頃に縁あって一緒の本番があったんですが衝撃を受けた記憶があります。素晴らしいチェリストですよね。
アッコちゃん (菜緒)
2008-07-02 23:59:50
ヨーヨーマのメシアン・・・・!!!!
いろんな意味で凄そう。

辻本さんの演奏、初めて聴いたよ。
経歴にはフィンランドについては特に書かれてなかったけど、コンサートのために帰国中だったのかなあ?

う~ん、恐るべしチェリスト・・

とりあえず私はメシアンの譜面が読めない。