大改修完成間近、老の山公園

早咲きの梅を見に老の山にいった時、ついでに頂上の公園も
のぞいてきました。




今回の大改修一番の目的は、結局駐車場の拡大だったのでしょうね。
大型バスも３台分の駐車スペースができています。花見の時の渋滞は
緩和されると思います。


「防空壕」も一つだけは、覆われずに露出しています。



戦前までの要塞の遺構の一部も隠されていません。
近代化遺産の意味も分からず、ショベルカーで乱暴に扱い、ひびを入らせて
しまいました。反省の意味を込めて毀損したままを見てもらいます・・・
なんてことではもちろんないと思います。まだ工事途中なので、なんらかの
植栽で、小奇麗に隠されていくのでしょう。


駐車場からはまん中は階段ないし左右のスロープから上がります。



頂上部分はまだ何にもありません。端の方に以前からあったあずまやが
あるきりです。芝生もまだ植えられていません。


展望台が六連島の方に向かってできていました。



いつ見てもきれいだなと思いますが、ナイスビューパーク、風の丘ゾーンに
ついで三番目にできたほぼ同角度の眺望ですからね。
うれしさも中くらいなり春の丘、ですね。
僕は関門海峡の方を見たいのです。展望塔でも建てるのかな。


「風の丘」ゾーンの向こうは彦島大橋です。


少し高くなった所にあずまやがあり、そのあずまやの周りの柵の上から
見ると、おお、ちょっとだけ下関漁港が見えました。


巌流島も見えるではありませんか。

何のための大改修だったのか、専門家でない僕には分かりません。
ただ、大きな木を何本も切り倒していますので、前より眺望が若干良くなった
のは確かです。

でも、今のうちですよ。五年も経つとまた見えなくなります。
毎年のメンテナンスの予算は低く抑え、30年ぐらい経過すると、
時代に合わないと「大改修」をするってのが、今の公園行政の
ようですから。

by K