草がともだち(まんがのえんがわ)

草むしりの仕事さえなければ、
と思いつつ、草むしりが嫌いではない。
でも草むしりから開放されて漫画を描きたい。

涙の没コマ

2010-03-19 22:40:40 | お知らせ


 絵がどうもうまく行かないな、と感じて修正して切り貼りして。散々てこずった挙句、ようやく絵としては形が付き始めた頃に、こんなにてこずること自体おかしい、このシーンの設定が間違ってるんじゃないか、となって、結局何日もかかったシーンが丸ごと没!

 よくあることです。初めからなんで気が付かないか、何でもっと早く見極めがつかないか、といつも思いますが、やっぱり行くところまで行かないと、結論が出ないんですよねぇ

 面白いもので、このコマを没にするなんて考えられないわ!と思ったコマも、原稿から切り離してみると何の未練もなくなるものです。漫画の絵って、作品の中にハマっていてこその値打ちなんだなぁ、とつくづく思います。イラストと漫画の両方をこなされる方もありますが、私はストーリーがなければ絵を描く理由もないタイプなので、よけいそうなのかもしれません。






『風の王国』第一巻公開中(第一部の絵はとってもヘタですがめげないで。だんだんましになります。)
   
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カラスにも春

2010-03-13 16:24:13 | 小さな生き物
今、二階の窓の外の柿の木で、巣作りの材料でしょう、カラスが小枝を集めています。すぐ目の前に見えるのでなかなか面白い。太いくちばしで小枝を一本折り取ってあたりをキョロキョロ。移動して、さて2本目をどうやって採るのかと見ていると、足の下に押えておいて2本目をぽきり、とやるんですねぇ!2本を足の下に押えておいて思い切り首をひねって3本目をぽきり・・・とやったと思うと、3本目はくちばしの間からぽろっとこぼれて下へ。「あ」といった感じのカラス。場所を変えてもう一度ぽきり。また「あ」(笑)けっこう不器用なやつ。

 結局2本だけ持って飛び立っていきました。と思っていると、空身になってまた来たぞ。まずは一発うんちして、1本目をぽきり。2本目を物色しながら細い枝に移動・・・おおっとバランスを崩してバタバタ!次にこっちへ飛び移ろうとしたら・・・足は届いたけどからんだ枝に上体をさえぎられて落っこちかけ・・・(爆)一本だけ持って飛んでいきました。カラスもなかなか苦心してます。





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「ののちゃん」再開

2010-03-01 12:08:14 | お知らせ
 朝日新聞朝刊の漫画「ののちゃん」、再開されてホッとしてます。作者があんまり無理なさっているのでなければいいんですけど。

 作者のいしいひさいちさんと、一度だけ口をきいたことがあります。学生時代、漫研どうしでお付き合いがありました。いしいさんはその頃プロを目指して「OH!バイト君」を自費出版なさっていました。¥300のその本を私は¥100で買ってしまいまして。こちらの大学の大学祭にいしいさんの本を並べ、だれかがふざけて「¥100」と書いておいたのを私はあろうことか、あんまり売れないのでダンピングしているのかと考えて、協力するつもりで100円で!買ってしまったのです
 売っていた子が「あっ、違う!」と叫んだのに、何を思ったか、お祭り気分のノリでしょうねぇ、「もう買っちゃったよ~」とふざけ半分押し切ってしまったのです。

 その後大阪の漫画フェスティバルの廊下の片隅で、本を売っておられるのを見かけて挨拶すると、
 「あなた、僕の本を100円で買ったでしょう。これ、原価いくらしてると思います?」
と言われたんです。もう、冷や汗、脂汗!!!

 今さら、あと200円払いますとも言えず・・・。(言えばよかったんでしょうか)その後友達にセールスして何冊か売らせていただきましたが・・・。

 もうとっくの昔に大家になっておられるわけですが、その頃のイメージが忘れられなくて、いしいさんが活躍しておられることが私にとっては「まだ終わらない青春の1ページ」になっています。無理をしないでいつまでも描き続けてくださいね。






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