草がともだち(まんがのえんがわ)

草むしりの仕事さえなければ、
と思いつつ、草むしりが嫌いではない。
でも草むしりから開放されて漫画を描きたい。

桔梗の庭

2010-06-24 18:24:52 | お知らせ


 ついでがあって、新緑の東福寺の界隈を歩きました。紅葉のころが有名で大変な人出になりますが、新緑の季節の平日とあって、静かなもの。観光バスも見当たらず、空気もさわやかです。

 山門の近くの天得院が公開されていたのでふらりと入ってみました。不勉強で知りませんでしたが、桔梗の寺として有名なんだそうです。一面の杉苔の中の桔梗は咲き初めたばかりでまだちらほら。予定外のことでカメラを持ってなかったので、上の写真はパンフレットからの借り物。これでは実際の緑の鮮やかさは分かりませんね。けっこう雑草も生えるので手入れが大変なんですと、お抹茶を持って来てくださった方の話。一本目立つチャボヒバは非常に成長の遅い木で、樹齢400年だそうです。桔梗の花の形の美しいお菓子をいただいてお抹茶を飲んで、ほっこり。それから日下門をくぐって国宝指定の三門へ。
 
 日本最大最古と言われる東福寺の三門はいつ見ても圧倒されます。あの大きさが自分の感覚の中にうまく入ってこないんですよね。コマの中でああいう堂々たる大きさが実感させられれば、といつも思うんですが。

 梅雨の晴れ間のさわやかさに誘われて、方丈の「八相の庭」も初めて拝観。渓谷に面した北向きの縁に座って谷川の音、ミツバチのうなりを聞いていると時間を忘れ、こせこせした日常を忘れてものすご~く単純な気分に。こういうなかに“はまりこむ”と脱出するのが大変という気がしますが、たまにはいいですね~。







   『風の王国』第一巻公開中(第一部の絵はとっても下手ですがメゲないで。だんだんマシになります。)