シャガ(アヤメ科・4月19日撮影)
北山などで、山影の斜面にあふれるほど咲いているのを見かけたので、
日本古来の自生する植物だと思っていました。
調べてみると遠い昔に中国から渡ってきたもののようですね。
3倍体で種を作らないので根茎でしか増えない。
つまり自分では移動できないので、あまり山奥には生えず、
人里の近くで広く見られるのは人間が植えたのではないか、とのこと。
そういえば鞍馬寺の近くとかハイキング道の脇でよく見たような・・・。
でもずいぶん寂しい登山道にもありましたけど。
実家の庭に咲いていたのを小学校に持っていくと、意外に先生もご存じなかったので、
すごく珍しく貴重なものと思っていました。
町内の遠足で行った鞍馬寺に見飽きるほど咲いていたので、いささかがっかりしたのを覚えています。
花は一日で終わってしまいますが次々に咲き、品種改良されたものでないのが信じられない美しさ。
シャガの名は葉の形がヒオウギに似ているので、ヒオウギの漢名“射干”からとったそうです。
写真に撮ったのは近所のお宅に咲いていたもの。
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