草がともだち(まんがのえんがわ)

草むしりの仕事さえなければ、
と思いつつ、草むしりが嫌いではない。
でも草むしりから開放されて漫画を描きたい。

タオルでここまでできます

2019-06-07 00:45:09 | 今さらの嫁姑ネタ


   皆さん、タオルは柔らかいものだと思っていませんか。
   あれは柔らかく使っているから柔らかいので、そうでなく使えばそうでないのですよ。

   おばあちゃんネタの(4)です。

   齢をとると肉が落ちて骨ばってきますし、皮膚も薄くなるので、
   寝たきりという程でなくても床ずれが起こります。

   おばあちゃんが肘が痛いというので見てみると、床(とこ)に擦れるところが赤くなっています。
   戴き物のタオルがたくさんあるので、あれで円座を作りましょう、と提案しました。
   私が作るつもりだったのですが、
   「あんたは忙しい。私はどうせ暇にしてるさかい自分で作ります」
   と言うので任せました。

   あんまりヒマで何もかもしてもらうより、出来ることはした方が病人の気持ちは楽だと思うので、
   私は大体そんな調子です。

   2,3日して、おばあちゃんが
   「あんなもん、あきまへん!何にもならへん!」と言います。

   よくあることです。イメージではいかにも良さそうでも、実際はそうはいかない。

   「あ、そうですか、だめでしたか」
   「あきまへん。かえって痛い痛い!」

   ちょっと待って。思うほどに効かないというのは分かるけど、より痛いとは?なんかおかしい。

   見せてもらって驚きました。

   タオルを縦に硬く巻いて、糸をかけては引き絞り、糸をかけては引き絞り、カッチンコッチンの棒状にして、
   これを「グムムムムム!!!」とへし曲げてトグロを巻かせて縫い止め、
   なるほどドーナツ状の丸い輪にしてある。

   硬さは、ほぼ木。

   これを体の下に敷いたのでは痛いはず(~_~;)

   力作はおばあちゃんの枕元で、しばらく放り出されていました。いつしかタオルに返ったのでしょう。

   今治の方でもご存じない使い方だと思います。
   よかったら一度お試しください。

   
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大国主命みたいなパジャマ

2019-06-06 02:12:40 | 今さらの嫁姑ネタ


   私はそんなに不器用な方ではないんですがお針は苦手です。
   運針を習って給食袋を提出した時、先生はなぜか唸ってました。
   真剣に、正確に、縫ったんですけど。つもり、なんですけど。

   反対に、おばあちゃんは運針名人です。
   さあ、おばあちゃんネタの(3)です。

   おじいちゃん(舅)の冬のパジャマが大きすぎるらしく、
   ガバっと裾上げがしてありました。
   裾はもともと三重に折り上げてあります。
   私だったらすっぱりと切り落として新しく三つ折りにするところです。

   でもおばあちゃんは物を大切にします。


   ☆切らないまま、三重部分を内側にずずずっと持ち上げて、初めの裾だったところの縁を細かくまつり縫い。一周。

   ☆まつり縫いから2ミリ下がったところを直線縫い。一周。

   ☆新しい裾から2ミリ上がったところを直線縫い。一周。

   ☆ずっと上を6センチくらいつまみ出してその根元を直線縫い。一周。

   
   片方につき4周縫ってあって、洗った時の乾かなさったら・・・。

   おじいちゃんのこのパジャマ姿を見るたび、
   なんとな~く大国主命を連想したものでした。
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知恵の輪枕カバー

2019-06-05 02:10:23 | 今さらの嫁姑ネタ


   おばあちゃんネタの(2)です。

   枕カバー代わりに私はタオルをくるっと巻いて済ませます。
   簡単だし洗いやすいし乾きやすい。

   おばあちゃんは“ど”のつく生真面目人間でしたが、私がこれをやってるのを見て
   「あ、それよろしいな!私もそうしますわ。」と軽いノリで言いました。(B型だからでしょうか?

   さて、洗い物のかごに入っていたおばあちゃんの枕カバーを洗って干そうとして、
   「あれ?あれあれあれ???」

   タオル状だと思っていたら、輪に縫ってあるのです。
   お針の得意な人だからやっぱり縫わずに居れなかったのか?
  
   と、よく見ると輪がいくつもいくつも重なっているのです。
   丸い小さな枕なので、枕を一周してもタオルは余ります。
   その、内側に余った残りをどこかでどこかに縫い付け、
   その余った残りをまたどこかに縫い付け
   その余った残りを・・・その余った残りを・・・その余った残りを・・・。

   折り返したり、前に進んだり、何度も何度も何度も何度も丁寧に縫ってあって
   見れば見るほど頭がこんがらがって・・・

   再現しようとしても、当時理解できなかったものは今も無理!
   
   風が通るようにと、どこにバーを通してみても3重4重に重なるところができてもうお手上げ!
   知恵の輪見るたびに思い出します。
   
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どくだみ茶でひと騒動

2019-06-01 01:03:29 | 今さらの嫁姑ネタ
  
         

   庭に白十字のドクダミの花が咲きそろっています。
   ドクダミのお茶は便秘→吹き出物に効くというので、一時期お茶代わりに飲んでいました。

   お天気のいい日の家事の合間に二束三束サクサクっと刈って、洗ってつるして乾燥。
   ちょっとウキウキする仕事です。

   これが姑に見つかって、協力しますは良いのですが、なんだか大層なことになっていきました。

   「今日は日が悪い。大安の日に採らなあきません。大安まで待ちなはれ!」
   待って取ろうとすると
   「今月の大安は縁起の悪いものを捨てるのに使うたさかい、月が変わるまで待ちなはれ!」
   いよいよその日がくると
   「あるだけ採らなもったいない!」

   家の周り中に繁茂したドクダミを全部一気に刈るとなると半日掛かりの重労働。
   二人で汗だくになってわんさか採ったドクダミを、姑は一本一本点検してきちんと小束に分けていく。

   どうせ水でざぶざぶ洗わないとゴミが取れないので、洗ってからでいいじゃないですかと声をかけると
   「そんないい加減なことではどもなりません!」

   でまあ、ヒモで編んで乾す編み方、毎日の編んだドクダミの出し入れ、日の当て方、風の通し方、乾燥の期間、
   出しては戻し、戻しては出し、何度も何度も様子を見、
   迷いつつ、苦しみつつ、指図しつつ・・・。

   こんなに苦労して作ったドクダミ茶を、そのうち私は飲まなくなっちゃったんです

   ドクダミは体を冷やす作用があるので、年齢とともに合わなくなったんですよ。
   そりゃまあ姑にすれば気が悪いなとは思います。でもお腹が痛くなるので。説明はしましたが。

   「なんで飲まはらしませんのや、もったいない!」はぁ、でも元々タダですし・・・。
   「あんな大変な思いしたのに!」いや、そんな大層なことではなかったんですよ、本来は・・・。

   捨てるのも気が咎めて、こっそり納戸の奥に運び込んで、忘却の時の流れにまかせたのでした・・・。   
   







   トキワツユクサ

   ネットで見ているとトキワツユクサを庭に植えたいという方が結構おられます。
   やめた方がいいですよ。地面に触れた茎から根が出ていくらでも広がります。
   根絶するのは至難の業です。


   白い花ばかりじゃ寂しいのでヘビイチゴの実も撮りました。
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