絵がどうもうまく行かないな、と感じて修正して切り貼りして。散々てこずった挙句、ようやく絵としては形が付き始めた頃に、こんなにてこずること自体おかしい、このシーンの設定が間違ってるんじゃないか、となって、結局何日もかかったシーンが丸ごと没!
よくあることです。初めからなんで気が付かないか、何でもっと早く見極めがつかないか、といつも思いますが、やっぱり行くところまで行かないと、結論が出ないんですよねぇ
面白いもので、このコマを没にするなんて考えられないわ!と思ったコマも、原稿から切り離してみると何の未練もなくなるものです。漫画の絵って、作品の中にハマっていてこその値打ちなんだなぁ、とつくづく思います。イラストと漫画の両方をこなされる方もありますが、私はストーリーがなければ絵を描く理由もないタイプなので、よけいそうなのかもしれません。
『風の王国』第一巻公開中(第一部の絵はとってもヘタですがめげないで。だんだんましになります。)