谷渓谷

かんちゃそ谷のさらに奥底。「ハードコアで子供達に笑顔を」FOXYUN RECORDSの提供でお送りします。

雪中行軍

2005-11-20 23:59:59 | Weblog
ようやく暇になったので、山が俺たちを呼んでいるので、行ってきた。野郎3人。

今回は、七北田ダムから泉ヶ岳スキー場方面の県道へ抜ける林道のルートの確認と、そのまま先の桑沼方面を抜けて船形山林道の大滝まで行けるかという感じ。ただ行くだけじゃつまらないので、カセットコンロと水などを持っていく。げっへっへ。2人を拾って途中でカップ麺を買って山へ。

まず七北田ダム左岸側の舗装路が途切れてすぐ右に入った地点。
以前は多少奥まで行けたような記憶があるのだが、やや開けた平地部分は工事をしているようで、ヒルクライムっぽいコースも無くなっていた。ラジコン飛行機がブンブンと飛んでいた(笑)。もう一段上(下流側)の平地部も二手に分かれているがどちらも100mほど行くと行き止まり。県道に抜けるルートは舗装路が途切れてすぐに右手に戻るような感じで折れるルートだった。
少し登ると場違いなカーブミラー。確かに急なカーブだが見通し効きますから!。途中で右に折れるルートがあるが、左手に向かうと一瞬舗装路かと見まちがう整備された道にぶつかる。そのまま左に行くと、ログハウスが立ち並ぶ地帯に出てしまう。こんな所あるんだな(笑)。出てきた地点まで戻って反対の右手の道路へ。しばらく踏み固められた路面を走ると難なく県道へ出てしまう。つまらんルートだった。ダムペンション線と名づけよう(ぷ

続いてスプリングバレーを抜けてさらに~、と行ってみると徐々に積雪が見えてくる。おやおや~とさらに奥に行ってみると北側斜面から先はあっさりと全面積雪。ノーマルタイヤだぜイェア!!。構わずずんずん行くと桑沼手前の駐車場に到着。なぜか近道の右手の種沢林道が車両の通過あとが少ない。まあ目的地は船形山方面なので、ふるさと林道升沢線へと向かうのであった。
しばらくは車両の通過痕が多く土が見えていたが、ほどなくして土も見えなくなってきて完全に白林道になってしまう。ノーマルタイヤなので割と慎重に走行していると我々の眼前に今回最大の試練が立ちふさがっていた。
桑沼と旗折キャンプ場のおよそ中間地点である大倉山北側付近に巨大な落石があり、林道の山側半分を塞いでいた。さすがにこれを通過した車両は積雪後には無いようで、5分ほどの協議に入った(笑)。落石が谷川であれば難なく山側に乗り上げて通過できそうだったが、積雪もあり下に落ちる可能性もあったのでなかみちは通過に反対した。が、ちょっぷと自分は「これならギリ行けるべよ」と押し切った。とりあえず車を近くに寄せて見ようという事で行くと、そのままスルリと通過。スルリと行ってもかなり慎重に行きましたが。通過痕を見ながら滑落の危険性を考えるとジムニーでもギリギリだろうという感じ。今回はまだ少し斜面の土が見えていたので見切れたが、これ以上の積雪があったらさすがに断念してたと思う。夜でも無理だな(笑)。ちなみにバイク1台が通った痕はあって、しばらくは1本だけの通過痕を追って奥へ。川を越えると反対側から入ってきた車両の跡も出てきて一気に旗折キャンプ場へ。

健闘をたたえながらちょっぷは用足しなかみちは一服。あっさりと積雪があるのに車を停めて山に入ってる人たちがいるのに驚いた。もう今シーズンはこれで最後だろうなぁ。

続いて船形山入り口を北へ折れて小荒沢林道へ。湧水地点に2台ほど車がいたが、そこから先はデンジャラスゾーン。3kmほど行って眺めの良い大和町<->色麻町の境を通り過ぎた付近から積雪が深くなってきてわだちが途切れる。止まって扉を開けると積雪にすりそうなくらいだった。あー、これで限界か~と思っていると「いげるべや」となかみちが言い出した。落石地点とは意見が全員反対になった(笑)。んじゃ行ってみるかと少しだけ進んでみたが、さすがにノーマルタイヤで新雪を踏みしめていくのはキツい。仮にその状態であと3km頑張ったとしても、恐らく大滝へ降りる道はまず踏破不能だろうと言い聞かせて断念。少し戻って町境の所にある丸太ベンチ+テーブルでカップ麺をすする事にする。

車から出ると気温は2~3度という感じだが風が無く日差しのおかげで割とおだやか。さっそくテーブルの上積もった30cmほどの雪を払ってカセットコンロをセットする。風が無いと書いたが人間が寒いと感じない程度には吹いてるので、談笑の間にカセットコンロの火が消えていた。こりゃいかんという事で工作が始まり、簡易的なかまくら、とうか雪でカセットコンロを覆う壁を築く。見事に功を奏してすんなりと水が沸騰。それぞれ買ってきたカップ麺にお湯をそそいで、いたーだきーます。
カップ麺をすすっていると徐々に北側からどんよりとした雲が出てきて、食べ終わる頃には少しづつ雪が落ちてきた。やはりもう山の上は冬なのである。

楽しい一時を与えてくれた山の神に感謝しつつ下山。湧水地点で林道をふさぐように車を停めるアホがいた。完全にマナー違反。まあ上から降りてくる車がいようとは思っていなかったんだろうが(笑)。他にも湧き水を汲みに車が来るかもしれんだろうよ。

小荒沢林道を抜けた所で「(来たルートで)戻る?」と聞くと揃って「帰るべや」という事になり下山方向へ。ちょっぷが寝たのが4時という事で、山を抜けるとうつらうつら。さすがに山中はテンション上がってたという事か(笑)。大和町を抜けて4号線を南下して書店に寄り帰宅。ちょっぷを降ろしてなかみち亭で少し休んでごきげんな子供と遊んでから帰宅。もう少しおっきくなったら一緒に行こうなー。

家に着いて荷物を降ろすとちょっぷ亭で借りたやかんが載せっ放しだった。あーあ。