谷渓谷

かんちゃそ谷のさらに奥底。「ハードコアで子供達に笑顔を」FOXYUN RECORDSの提供でお送りします。

HP ENVY 700-060jp を Windows7 64bit にした備忘録

2013-06-21 11:17:02 | 仕事遊び
HPの最新2013夏モデルである ENVY 700-060jp を Windows7 64bit にしたのでその備忘録的なものです。
Windows8 64bit版モデルしか無かったので仕方なくそれで購入。
Windows7 64bitに入れ替えればいいや~と軽く考えていたがかなりハマったのでした。

●BIOS設定の変更

まず最新PCではBIOSの仕組みが変わってしまっているようで、CD/DVDからの起動だけでも新たな知識が必要となった。
HPのこのマシンの場合には、BIOSの設定から「セキュアブートを無効」「レガシーブートを有効」とする必要があった。
今回は自身のPCであり時間が使えたが、他のWindows8マシンで同様の事を行おうとした際に設定でつまずいて断念したケースもあった。
この辺りはPCメーカーやマザーボードの取説で確認する必要があるようだ。

●ハードディスクのクリーニング

ハードディスクがGPTという仕組みになっており、そのままではWindows7のインストールが出来ないので、GPTの情報をクリアする必要がある。
プリインストールされたWindows8やリカバリー領域も消えてしまうのだが30秒くらい考えてまあいいやと実行。(後に36時間くらい後悔する)
Windows7の起動ディスクで立ち上がった際に、「SHIFT+F10」からコマンドプロンプトを起動し「diskpart」コマンドを実行する。念のためすべての領域でcleanを行った。
これでWindows7のセットアップから既存パーティションの削除や設定が可能となる。

これら一連の作業で、「UEFI/GPT」から「BIOS/MBR」へ変更、という理解で良かったのだろうか。

UEFI/GPT ベースのハード ディスク パーティションを構成する方法
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh824839.aspx

●RAIDドライバの読み込み

ここでかなりハマってしまった。インテルのサイトからダウンロードしたF6ドライバを読み込ませWindows7のセットアップを実行。
セットアップが最終構成になった段階で「このコンピューターのハードウェアで動作するように Windows を構成できませんでした」と表示され再起動するも同様の繰り返し。
別のドライバを読み込ませて再度セットアップを行なっても全く同じ展開だった。時折ハードディスクからも少し怪しいアクセス音がして肝を冷やす。
パーティションを消しているのでリカバリも出来ず、Windows8のインストールディスクからセットアップした所無事に初期設定まで動いた。
最後のあがきとまた別のドライバを落としてきた所で無事に最終構成を乗り切り初期設定までたどりついた。こころの中でガッツポーズ。
正解は「STOR_Win7_8_12.5.0.1066_f6flpy-x64」という名前のF6ドライバーを入れる事だった。

●イーサネットドライバ

HPのサイト等で調べるとNICコントローラーが「RTL8151GH-CG」となっているが、RealTekのサイトでも基板メーカーのMSIのサイトでもドライバが見つからず、ドライバー配布サイトで拾ったものを適用。
exeでは無くzipだったのでウイルス等の心配も無いだろうという事で無事にネットワークを認識してスムーズに設定を行えるようになった。

●初期設定とアップデート後の「!」ドライバ

初期設定とWindowsUpdateなどをひと通り行った所で最終的にデバイスドライバに「!」が3つ残っていた。

・SMなんとか
・USB3.0なんとか
・PCIシンプル通信コントローラー

HPのサイトではWindows8用のドライバーしか無くインストールも出来なかった。
インテルのサイトで色々と落としてきて試した結果正解は以下だった。

・infinst_autol.zip
・SetupUSB3.zip
・MEI_allOS_1.5M_FW_9.0.2.1345_PV.exe

SM~は「インテル® チップセット・ソフトウェア・インストール・ユーティリティー」。
USB~は「インテル® USB 3.0 eXtensible ホスト・コントローラー・ドライバー 」。
PCIシンプル~は「インテル® ME:マネジメント・エンジン・ドライバー」。

それぞれインテルのサイトで配布されている「インテル 8 シリーズ」用か2013年4月以降の最新のものを使えば大丈夫のもよう。

●ボクはもうつかれたよパトラッシュ

仕事をしつつこれらすべての解決まで丸五日。自分への備忘録として記しておく。
もう当面パソコンのセットアップはやりたくない。みんな大人しくWindows8すげー!って使ってればいいと思うよ!!

SONY Xperia SXに至るまでと備忘録

2013-06-16 12:19:56 | 仕事遊び
2012年2月頃から借りたXperia X10 miniに格安イオンSimを挿してAndroidで遊び始める。
面白かったので自前で欲しくなり6月にXperia miniをebayで購入。香港の業者に「ST15aだろうな?」と念を押してST15iが届いた。16000円くらいだったか。林道や温泉など山奥に行く事が多いのでdocomoのプラスエリアで使いたかったのだが、、、。
そのまましばらく快適に使っていたが、夏場になりST15i特有らしい本体温度が上昇するとガクガク震え出す奇病が発祥。これはアカンとXperia Rayを7月にAmazonで購入。サクサク感は足りないものの、海外ST18iのROMに入れ替えて比較的長く2013年5月まで使った。零くんとか言ったりしてな。

9月にはプロバイダが始めた格安Simも契約。イオンSimは速度がかなり遅かったが、IIJ系となり体感速度がほぼ倍になり零くんが非常に満足に使えるようになった。イオンSimは1年経った所で契約を終えIIJ系Simに一本化した。

そして2013年5月。Xperia SX欲しいなーとつぶやいていたら、ほぼ新品を格安で譲って貰える事になった。SONYの新作も発表されて発売されれば安くなるかなーと思っていたが思いがけずにゲット出来た。世の中言ってみるもんですね。

しかしここで大きな問題が発生!。零くんは標準Simだったが、SXはmicroSimだったのだ。再度イオンSimを契約しようか他の格安Simを買おうかと悩んだが、費用と管理の手間を考え結局手持ちのSimを交換する事に。サポートからは「しばらく使えない期間が発生する」と言われて少し悩んだがはんだやレイブも終わり落ち着いた時期に申し込み。結果的には現Simの回線が切れて新Simを入れるまで24時間ほど使えない状態になっただけで済んだ。6月11日の夕方頃に回線が止まり、翌12日昼ごろには自宅に新Simが届いていた。

そしてここからSXの機能改善の備忘録である。

SXは国内限定品ため、docomo縛りに対抗するには海外ROMは存在せず入れ替えは出来ないためroot化するしか無い。なぜroot化する必要があるかというと主に以下の2つの不満点がある。

・格安Simでデザリングが出来ない
・シャッター音が消せない

デザリングの縛りはもう時代錯誤も甚だしいとしか言い様が無い。Simロック解除する時点で対応すべきではないか。シャッター音はチェックインアプリ等で飲食店で音が出るのが恥ずかしい。盗撮対策という意味は分かるのであるが、、、。

以下やった事。

●1 root化

キューブ実験室: 【Xperia GX SO-04D / SX SO-05D】7.0.D.1.137における数クリックroot取得

要するに管理者権限を使えるようにして内部のファイルや設定を変更出来るようにする。こちらのサイトを参考にWindows上からBATプログラムを実行する事で簡単に出来た。

●2 シャッター音制限解除

Xperia SXのroot化後(Xperia GXもほぼ同じ)に行ったこと!: くろきりのブログ

root化して管理者権限が使えるようになったら、ESファイルエクスプローラーというアプリだけで操作が完了できる。ES~の最新版は以前と見た目やメニューが大きく変わっている。左上のメニューからRootエクスプローラーという機能で、本来は変更が出来ない/system等の内部ファイルに書き込み権限を与えてから設定ファイルを変更すれば良い。/system/build.propの一部を書き換えて再起動すれば完了。

●3 デザリング制限解除

XPERIA GX / SXをroot化し、テザリング時の「APN強制変更」を無効化する方法。 – すまほん!!

少し手こずったのがこちら。/system/etc/customization/settings/com/android/settings/custom_settings.xmlの一部を書き換えるのはES~だけで完了できるが、/data/data/com.android.providers.settings/databases/settings.dbの書き換えはそれ専用のツールを使う必要があるので、パソコン上等にファイルを持ってきてから変更する必要がある。
自分の環境では何故かSQLite Database Browserでsettings.dbを開くことが出来なかったが、PupSQLiteで開くことが出来た。データのやりとりが悪かったのかパーミッションの設定かと色々と試したがツールの相性が原因だった。また、ファイルの書き換えの際にパーミッション設定の変更をしろと記述があるが、ES~を使う場合は端末に書き込む際にだけ、Rootエクスプローラーで「R/Wマウント」から/systemをR/Wに変更、書き込み後は「R/0」に戻してやるだけで大丈夫です。たぶん。


今回の作業で他に参考にしたサイトはこちら。
ESファイルエクスプローラー Ver3の使い方まとめ。 - Android(アンドロイド)おすすめアプリ・カスタムニュース|AndroidLover.Net

久しぶりにガジェットいじりをして面白かった!
上記一部サイトでも書いてたけど、つまらない縛りのために機能を制限するのはそろそろ終わりにして欲しいですね。選択肢が多い時には逆効果でお客さんに逃げられちゃいますよdocomoさん。