壁屋の十勝情報

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再考。夕張市問題

2007-02-09 20:01:50 | 十勝以外地域
 毎回。。。タイムリーに話題を紹介できない私メは、、、、、

 1月26日に、夕張市が、『夕張市財政再建素案』なるものを発表し、2月7日には、北海道が、平成19年予算案のなかで、『夕張市支援』を出して、大まかな夕張市再建に対する骨子が見えてきました。



 去年の4月に発表された、『夕張市財政正常化対策』も手元にありますが、その対策と、今回発表された計画素案を見比べながら・・・・大丈夫だべか??

 というのが、最初の感想です。


 私メが持っている資料は、全て、【夕張市のHP】から手に入ります。
 もし、興味があれば、読んで見てください。


 今回の再建素案で、再建計画(18年間)の中で、解消すべき赤字額、約353億円を、どうするのか・・・ということですけど、当初計画より、北海道が借金額に対して所要資金(道民税等々)の中から、低金利で、貸付金を割り当て、まず、借金の対象を北海道にすることから始まることになります。

 その為、『高橋はるみ北海道知事』は、予算案の中に、360億円の夕張市財政再建支援資金を用意して、夕張市に貸し付けることになります。金利は0.5%。

 この予算は、あくまで、夕張市の再建のために組んだ予算で、夕張市は、支援金を返還する義務が出てきます。
 また、北海道は、職員の派遣、医療に対する支援、除雪に対する支援も行う予定です。


 北海道は財政的に厳しく、現在でも『ラスパイラス指数』(後で詳細?)が、全国最低レベルになっていますし、北海道自体、財政再建に取り組んでいます。

 その中での、夕張支援予算を組んでいる為、夕張市が、再建してもらわないと、北海道自体が、本当に困ってしまいます。



 色々とニュースを見ていると、『敬老パス』が使えるようになったとか、『公衆便所』が残ったとか、一部では、住民負担が軽減されるような報道もありましたが、素案を読んでいると、そのこと以上に厳しいと思えることが沢山あるように思えてきました。

 一例を挙げると、『高齢者、障害者生活対策費』の『重度身体障害福祉タクシー料金給付』という項目ですが、『タクシー利用料金の一部助成』となります。
 言い方が悪いかと思いますけど、『重度障害者』の方々が、タクシーを利用できるほど裕福ではなく、その為に、『人が人として』利用できるように考えられた予算を、削減する。。。それでは、障害を持った方々に・・・・・・・


 他にも色々とあるのですが、それは、各々素案を見て、考えて欲しいと思います。


 自分達も、そうなるかも知れない。と思えば、読んで。考える。ことが沢山あると思いますよ。


 尚、『ラスパイラス指数』というのは、財政の指数表示のなかで、、、、

 『地方公共団体の一般行政職の給料額と国の行政職俸給表(一)の適用職員の俸給額とを、学歴別、経験年数別にラスパイレス方式により対比させて比較し算出したもので、国を100としたものです』

 難しいですかね~~~

 要するに、行政職員の給与が、国より高いか、低いか。それを数値に出したものと考えてください。

 例えば、平成18年の北海道の『ラスパイラス指数』は、『90.6』。。。。。。全国最低です。
 一番高いところでは、東京都で、『103.8』となります。
 では・・・夕張市は・・・・・さらに。。。。。さらに、、、、、、下回ります。。。。数値は、ちゃんとした公のところで出したのを提示するべきだと思うので、今回は出しませんが、驚くほど低くなります。


 本当は、まだまだ書きたいことが一杯あるのですけど、今回は、ここまでにしておきます。


 まだまだ、素案で、考えないといけないところもありますし、一番、元凶となった、『議会』に対しても、書きたいことがあります。

 それは。。。また、、、今度ということで・・・・・




 また。宿題が増えた~~~~


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