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洗濯機いらず、"汚れない服"がやってきた! 21歳の起業家が作った新素材とは?

2014年08月15日 10時49分01秒 | 経済
 シリコンバレーのスタートアップがナノテクノロジーとファッションを融合し、完全に水を弾いて、染みが付かないような服を作った。

 デザイナーたちは、ナノレベルで布地に織り込める撥水性の素材を開発し、みっともないケチャップやビールの染みを過去のものにした。

 濡れもしなければ、染みにもならない。シリック(Silic)のアーミル・パテルCEOは、同社が開発した新しいシャツを買う人たちにそう約束する。

天然鉱物のシリカを使用

 危険性が証明されているとパテルCEOが言う現在主流の防水性化学物質とは異なり、21歳の起業家とそのチームが開発したのはシリカを使う製法である。セメントの製造に使われる天然鉱物シリカを利用して、強力な撥水性をもつ服を作ったのだ。

 パテルCEOは「ナノレベルでこれを繊維に結びつけると、水素原子を物理的に撥ねのけます。その結果、水性のものは何も繊維に触れられなくなります。どういうことかと言うと、非常に高い表面張力が生成され、その表面張力では水分子は丸まって球体に変化するのです。球の形状になった水分子は、シャツを非常に簡単に転がり落ちていきます」と説明する。

 同社はクラウドファンディングで30万ドル近くを調達することに成功した。パテルCEOの説明によると、初回注文分が近く出荷される予定。同氏は最初の試作品の試着を振り返る。

 「初めて試着して、コップ一杯の水を丸ごとシャツの一面に掛けて、濡れなかったときは感動しました。今まで多くの人たちに見せましたが、毎回、皆が一様に驚きの声を上げ、夢中になって『靴下やシューズ、パンツ、あらゆるものにこれを利用したい』などと言います。したがって、この技術は非常に多用途に利用されることになると思います」

健康をモニターできるようにする

 パテルCEOは、ファッションにフォルムと機能を付加していく、と主張する。彼は、さまざまな素材で実験を行っている。ナノテクノロジーには、形状を変え、健康をモニターし、最終的にインターネットに接続されるウェアラブルな技術を創造する可能性が秘められていると同氏は考える。

 ただし、「今のところ、食べ方が最高に汚い人たちのシャツをきれいにするのに役立つだけで満足だ」とパテルCEOは語った。

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