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NY円、反発 1ドル=77円45~55銭で終了 一時7カ月ぶり高値

2012年09月14日 08時12分34秒 | 為替
13日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反発し、前日比35銭円高・ドル安の1ドル=77円45~55銭で取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)がこの日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で住宅ローン担保証券(MBS)の購入による量的緩和第3弾(QE3)の実施を発表した。金融緩和によるドル需給の緩みを嫌気した円買い・ドル売りが優勢となった。FOMCの結果発表直後に一時77円13銭と、2月9日以来約7カ月ぶりの円高・ドル安を付けた。

 FRBはMBSの購入を月額400億ドルのペースで14日から開始し、労働市場の回復に効果がみられない限り購入を継続する方針を示した。「購入規模が予想より小さい」との受け止めがあった一方、「特定の期限を設けず、FRBは想定以上に緩和姿勢が強い」との見方も出て、円買い・ドル売りを促した面もあった。

 ただ、円はこの日の高値を付けた後に伸び悩む場面があった。QE3で米国債が購入対象から外れたため米国債が売られ、価格と逆の動きをする利回りが上昇。日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが一時的に広がった。円は一時77円75銭まで伸び悩んだ。

 取引終了にかけては米株式相場の上昇を受けた円売り・ドル買いが出て、円の上値はやや重かった。日本政府・日銀による円売り介入の観測はこの日のニューヨーク市場では目立たなかったという。介入観測は「77円ちょうど近辺の円高水準で強まる」との指摘があった。

 円は対ユーロで3日続落し、前日比25銭円安・ユーロ高の1ユーロ=100円65~75銭で取引を終えた。一時100円76銭と、7月3日以来約2カ月半ぶりの円安・ユーロ高水準を付けた。

 FRBがQE3を決めたことで投資家が運用リスクを取る姿勢を強めた。米株式相場や金など商品先物相場の上昇につれ、低金利の円を売って相対的に金利の高いユーロを買う動きが広がった。欧州債務問題がひとまず落ち着いていることもユーロの買い安心感につながった。

 ユーロは対ドルで3日続伸し、前日終値の1ユーロ=1.29ドルちょうど近辺から1.29ドル台後半に水準を切り上げた。FRBによるQE3決定でドル需給の緩みを嫌気したユーロ買い・ドル売りが入った。米株式相場の上昇でユーロ買いがさらに加速した。午後に1.3002ドルまで上昇し、5月9日以来約4カ月ぶりのユーロ高・ドル安水準を付けた。

 この日のユーロの安値は1.2855ドルだった。

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