5月31日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3日続伸し、前日比75銭円高・ドル安の1ドル=78円25~35銭で取引を終えた。低調な米経済指標などを手がかりに円が買われた。根強い欧州債務問題を背景に、円が対ユーロで約11年半ぶりの高値を付けたことも対ドルの円相場を押し上げた。
円の対ドル相場は78円台後半に上昇して始まった後、一時78円21銭と2月15日以来、約3カ月半ぶりの水準まで上げた。
朝方発表の5月の「ADP全米雇用リポート」で非農業部門の雇用者数(政府部門除く)の伸びが市場予想に届かなかったうえ、週間の米新規失業保険申請件数も市場予想より多かった。5月のシカゴ購買部協会景気指数が大幅低下し、1~3月期の米実質国内総生産(GDP)の改定値も下方修正された。米国や世界の景気の先行きに不透明感が広がった。
米国債利回りの低下(価格は上昇)が著しかったこともあり、日米金利差縮小を見込んだ円買いも入った。
スペインの金融システム不安やギリシャのユーロ圏離脱観測など欧州をめぐる懸念が引き続き強く、円を含む主要通貨に対してユーロ売り基調が続いた。低金利通貨で相場変動リスクが比較的低いとされる円は資金の逃避先になりやすく、ドルに対しても買われやすかった。
この日の円の安値は78円79銭だった。
円は対ユーロで7日続伸し、前日比1円円高・ユーロ安の1ユーロ=96円75~85銭で取引を終えた。スペインの金融不安を背景とした円買いに加え、世界景気に対する不透明感からリスク回避目的の買いも入った。一時は96円48銭と2000年12月以来ほぼ11年半ぶりの円高・ユーロ安水準を付けた。
ユーロは対ドルで横ばい。前日と同じ1ユーロ=1.23ドル台後半で終えた。欧州問題などを背景にユーロ売り・ドル買いが先行し、一時は1.2337ドルと2010年7月1日以来1年11カ月ぶりのユーロ安値を付けた。ただ最近のユーロは短期間で大幅に下げてきたこともあり、売り一巡後は買い戻しが入り、下げ渋った。ユーロの高値は1.2413ドルだった。
円の対ドル相場は78円台後半に上昇して始まった後、一時78円21銭と2月15日以来、約3カ月半ぶりの水準まで上げた。
朝方発表の5月の「ADP全米雇用リポート」で非農業部門の雇用者数(政府部門除く)の伸びが市場予想に届かなかったうえ、週間の米新規失業保険申請件数も市場予想より多かった。5月のシカゴ購買部協会景気指数が大幅低下し、1~3月期の米実質国内総生産(GDP)の改定値も下方修正された。米国や世界の景気の先行きに不透明感が広がった。
米国債利回りの低下(価格は上昇)が著しかったこともあり、日米金利差縮小を見込んだ円買いも入った。
スペインの金融システム不安やギリシャのユーロ圏離脱観測など欧州をめぐる懸念が引き続き強く、円を含む主要通貨に対してユーロ売り基調が続いた。低金利通貨で相場変動リスクが比較的低いとされる円は資金の逃避先になりやすく、ドルに対しても買われやすかった。
この日の円の安値は78円79銭だった。
円は対ユーロで7日続伸し、前日比1円円高・ユーロ安の1ユーロ=96円75~85銭で取引を終えた。スペインの金融不安を背景とした円買いに加え、世界景気に対する不透明感からリスク回避目的の買いも入った。一時は96円48銭と2000年12月以来ほぼ11年半ぶりの円高・ユーロ安水準を付けた。
ユーロは対ドルで横ばい。前日と同じ1ユーロ=1.23ドル台後半で終えた。欧州問題などを背景にユーロ売り・ドル買いが先行し、一時は1.2337ドルと2010年7月1日以来1年11カ月ぶりのユーロ安値を付けた。ただ最近のユーロは短期間で大幅に下げてきたこともあり、売り一巡後は買い戻しが入り、下げ渋った。ユーロの高値は1.2413ドルだった。
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