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北朝鮮のミサイル、米本土が射程に 韓国国防白書

2015年01月07日 05時48分40秒 | ニュース
韓国国防省は6日、2014年版国防白書を発表し、北朝鮮の核弾頭の小型化が進んでいると指摘した。長距離弾道ミサイルの射程については米本土に届く1万キロメートルに達するとの見方を示した。国際社会が圧力を強めるなかでも北朝鮮が着実に核兵器開発能力を高めていることがわかった。

 白書は2年ごとに発行する。朴槿恵(パク・クネ)政権では初めて。核弾頭については小型化が「相当の水準に達している」と指摘。弾道ミサイルなどに搭載して核兵器として使いやすくなったことを意味する。3回目の核実験で技術を高めたとみている。北朝鮮は日本列島を射程に収める中距離弾道ミサイル「ノドン」を配備済みであり、核弾頭の小型化の進展は日本の脅威となる。核爆弾の材料となるプルトニウムの保有量は40キログラムと2年前から変化はない。

 前回の白書は長距離弾道ミサイル「テポドン」の射程を6700キロメートルと紹介していたが、今回はより射程が長い「テポドン2号」の存在を指摘。「米本土を脅かす能力を保有したと推定される」とした。北朝鮮は12年末、長距離弾道ミサイルを使って人工衛星打ち上げをし、成功を強調していた。韓国政府はこの際、黄海でミサイルの1段目部分の残骸を回収しており、この分析などから従来よりも射程が長くなったと判断したようだ。

 ただ、韓国軍関係者は「長距離弾道ミサイルは実戦配備されておらず、これに搭載できるほど核弾頭も小型化できていない」と話している。

 白書は島根県竹島(韓国名・独島)についても言及。韓国固有の領土だとの主張は前回と変わらないが「日本の不当な主張に対しては厳重に対処する」との表現が加わった。北朝鮮の核問題など安全保障上の懸案に対しては日本とも協力するとしながらも「軍事的信頼とつながりをかためて未来志向的な成熟した同伴者関係を発展させるよう努力する」との部分はなくなった。


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