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電力契約切り替え147万件、全国の2% 4月自由化で

2016年08月11日 07時22分19秒 | ビジネス
 4月に始まった電力小売りの全面自由化で、大手電力から新電力などに契約を切り替えた家庭や商店は、7月末までに全国で147万件にのぼった。全国6260万件の2%超にあたる。契約変更業務を支援する「電力広域的運営推進機関」が10日発表した。

 契約変更は競争が激しい大都市圏や、料金を2度値上げした北海道電力の管内で目立つ。東京ガスは7月末までに40万件超の契約を獲得し、東京電力管内の変更件数の約半数を占めた。大阪ガスは17万件を超えた。両社ともガス機器の販売員が家庭を1軒ずつ訪問して営業している。

 他の新電力は勢いが鈍っている。首都圏で参入したJXエネルギーは11万件の契約を得たが、3月までの事前申し込みがほとんどで、4月以降はあまり増えていない。ネットや系列給油所などで契約変更を受け付けているが、担当者は「スタート時の関心が薄れてきたのか、足元は伸び悩んでいる」という。(米谷陽一)
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「3.3兆円は激安」孫正義が語った買収の真相

2016年07月22日 06時08分46秒 | ビジネス
買収先はひそかな世界最大手
 通信大手のソフトバンクグループは18日、英国に本社を置く半導体設計会社のアーム社を買収したと発表した。
 今回の報道でアーム社を初めて知ったという人も多いが、アーム社の技術は世界的なヒット商品の内部に使われている。
 米アップルの「iPhone」や「iPad」、韓国サムスン電子の「ギャラクシー」にソニーの「エクスペリア」、任天堂の「ニンテンドー3DS」などはその一例だ。今やアーム社は、知名度こそ高くないが半導体の最大手のインテルとその勢力を二分する存在だ。

 インテルがパソコンの半導体に強いのに対し、アーム社の強さはスマートフォンだ。現在は世界のスマートフォンの9割の半導体が、アーム社のものだ。電機産業の成長軸がパソコンからスマートフォンに移行している現在、スマートフォンに強いアーム社がその勢力を大きく伸ばしている。

 ソフトバンクの孫正義社長は19日にテレビ東京系のワールドビジネスサテライトに出演し、意気込みを語った。


「半導体はインターネットにとって欠かせない存在であり、インターネットの根幹であると言える。
 この先、インターネットはますます伸びていく。30年後には、人の数と同じくらいロボットがいる世界になっているだろう。動物も、街の中も、ますますいろいろなところでインターネットにつながるようになっていく。たとえば牧場主が飼育している羊の首輪にもマイクロチップをつけておけば、牧場から逃げてもどこにいるかすぐにわかる。
 そのような未来が到来したとき、主役になるのはアームだ」

 孫氏がアーム社に目をつけたのは、10年ほど前だという。
「当時、スマートフォンの仕組みを研究していて、iPhoneもアンドロイドも、ベースがアームだったので、スマートフォンはアームが力を持つことになるだろうと思っていた」


3.3兆円が「安い」理由
 買収を決めたのは2週間前だという。アリババ、ガンホーなどの株を売却して2兆円を調達し、みずほ銀行から1兆円の融資を受ける。ただし、この融資もスーパーセルの株を売却して1兆円が得られるまでの「つなぎ」であるという。

 3.3兆円という買収金額は、日本企業による海外企業の買収としては過去最大規模となる。しかし、孫氏は「安い」を強調した。
「これだけシェアを持っている会社なので、多くの会社が買いたいと思っていたが、シナジーの近い会社が買うことはその国の独占禁止法に抵触することからできなかった。シナジーの異なるソフトバンクだから購入が可能だった。これだけの価値がある会社でありながら、そのような理由からこのようにものすごく安い金額で買うことができた。大バーゲンだ」

 孫氏の口から「シナジー」という言葉が出たように、多くの人はソフトバンクとアーム社のシナジーが同じとは思っていない。それまで6000円を超えていた株価も、買収が発表された直後から急降下し、5300円を割るところまで落ちている。
 買収のメリットが感じられない、というのが市場の評価だ。ソフトバンクの有利子負債の多さを懸念する声もあるが、孫氏は
「かつて携帯電話の会社を買ったときも、株価は大きく下落した。そのときも『一貫性が感じられない』と言われた。だがソフトバンクは常に『インターネット』に関する事業成長をしてきた。インターネットの将来を追い求めることに関しては一貫している。

 ソフトバンクの経営が苦しいのではないかという声もあるが、今回売却した以外にも、上場企業の株は多々所有している。何かあればそれらを売却するだけでも十分に対応可能であり、何も心配することはない」
 とその声を一蹴した。

「今後ソフトバンクが目指していくのは、インターネットのプラットフォーム構築。アームはその分野において、今後大化けすると期待している」

 番組出演者の質問に対し、こんな“本音”もこぼれた。
「アームを買収できるとわかったとき、涙が流れた。夢のようにうれしいことだ。今でも興奮している。夢とロマン、人生をかけてこの事業に取り組んでいきたい。これがやりたいから、社長はあと10年くらいは辞めないと思う」
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19時完全退社の悲劇!夜は何をすればいいか 新入社員の悩み

2015年10月08日 06時23分34秒 | ビジネス
 【キャリア相談vol.64】ハードワークをしたいが19時退社で拍子抜けしています。

 はじめまして。今年の4月に大手ネット系企業に新卒入社し、法人営業をしているきたろうと申します。ワークスタイルについての相談です。

 私の部署では、新人は19時に退社することが義務づけられております。この制度の目的は、「新人のうちに、時間内に仕事を終わらせる生産性を身に付けるため」です。入社前に安井さんの「非学歴エリート」を拝読して、「自分も社会人になったらハードワークするぞ」と息巻いていただけに、やや拍子抜けしておりました。しかし、生産性向上のための19時退社という制度にも合理性を感じるため、今はきっちり時間どおりに退社しています。

 おかげで入社時と比べると、タイムマネジメントは随分できるようになったなと感じています。とはいえ、この働き方をしていると、外資やベンチャーでハードワークしている同世代と比較して、これからどんどん差が出てしまうのではないかという不安もあります。私はこのまま19時退社の生活を続けていてもよいのでしょうか。

 営業 きたろう

 大丈夫です。19時退社の生活を続けることに、まったく問題はありません。仕事の時間だけが自分が成長できる時間、という前提を取り除けばいいのです。そして、権力や力に責任が伴うのと同様、大人の自由にも責任が伴うのだとお考えください。

 むしろ、会社としてそのような制度を導入していることが長期で働けるような場所を従業員に提供しているという意味で、すばらしいことです。従業員個人に自分自身のあり方を考えさせるという点でも意義があります。長時間労働をすることが美徳という、悪しき習慣を排するという意味でもプラスでしょう。

 確かに私自身は、学歴での遅れを取り戻すという意味でも、かなりの時間を仕事上の自己投資に充てていました。それは間違いありません。しかし、時間の多寡ではなく「自分自身が成長できることに時間を費やす」という点が重要でした。

 たまたま私の場合は創業間もないベンチャーのため、仕事と仕事に関した学びは底なし沼状態でしたが、一方で同時に仕事以外からもたくさん学んでいました。

 つまり仕事が自己流になりがちなベンチャーでの経験を補う意味で、資格取得するなど、ということです。実際に、仕事に役に立つと判断した会計や財務系の海外の資格を、上場作業をしている前後で3つほど取得しています。

 仕事をしている時間だけが自分が成長できる時間ではない、ということです。

 実は多くの社会人が勘違いをしていることなのですが、仕事は学校と違い、会社が与えてくれるタスクをこなしていれば、それで評価をされるというものではありません。

 もっと言えば会社にいる時間や、仕事をしている時間だけ仕事にかかわっていればよい、というわけではありませんし、そのように限定をする必要もありません。

 仕事から離れた時間で、どの程度の時間を仕事関係に費やすかは個々人の問題としても、業務に関係する本を読んだり、セミナーに参加したり、資格取得を目指したり、といった学びの方法もあります。法人営業とのことですので、異業種がどういった営業をしているのか、そんなことを調べる人も多い職種です。

 何も社外だけでなく、その辺にフラフラしている社内の先輩や役員を捕まえて業務外で教えを乞う、というのももちろんアリです。拙著『下剋上転職』のテーマでもありますが、私たちがひとりの労働者として考えるべきは、現在、所属する会社なり組織なり「のみ」で仕事ができる人や評価される人を目指すべきではなく、どんな状況になっても自分の身を守る手段をひとつでも多く有するべく、労働市場というより広い世界においてどれだけ使える人になるかということなのです。

 したがって、会社から学ぶことや業務を通じて学ぶことだけがすべてであるというスタンスでは、やはり厳しいのだと思います。

 すばらしい制度だと冒頭に申し上げましたが、ネット系企業にお勤めとのことですから、動きの速い業界において会社が制度として従業員にすべての知識や最先端の事例などを提供することは困難である、したがって個々がそれぞれ業務を通じて大事だと思うことを学ぶべし、ということなのだと私は受け取ります。

 逆に言えば、現在、お勤めの会社においてどの程度評価されうるか、そして将来の転職可能性がどの程度広がるかは、きたろうさん自身にかかっています。

 ちなみに私は、現在、いわゆるコンサル会社と区分される会社に勤務しておりますが、こういった会社においても会社から提供されていることだけをしている人は、正直、将来性はありません。会社から提供される学びの場は最低限のものであり、そこから先は自分で自分の成長における方向性を考え自分で学ぶ、というスタンスが継続的に求められるわけです。

 そもそも会社や仕事を通じた学びだけでは、隣の席の同僚と同じく交換可能な人間になってしまいますから、それでは個人としての価値、その人でなければいけない理由はないわけです。

 私自身は長時間労働の環境でしたが、実は労働時間が短いとしたら、給料はもらえなくとも、もうひとつ仕事をしようと考えていました。副業禁止の会社もあり実際は難しいかもしれませんが、とにかく仕事をしたい、誰よりも多くのことを経験し、早く仕事で実績を出したいと考えていましたので、手段としてはアリだと真剣に検討していました。学生でもダブルスクールをやる人がいるくらいです。もっと真剣に自分に向かい合うべきである社会人なら、ダブルワークもあっていいはずです。そう考えていました。

 実際は、1日18時間勤務とかザラで週6日は最低働いていましたので、仕事以外の時間をすべて勉強に注力していました。自分が今の自分よりも少しでも成長できると思えることに時間を使う、というコンセプトは共通です。

 もちろんある程度、仕事における自分の基礎体力が固まってきたら、仕事以外の時間において仕事関連のことに費やす時間の比率を徐々に小さくして、プライベートに費やす時間の比率を上げていけばいいのです。

 結局、時間の使い方が仕事における成功だけでなく、人生における成功につながります。教室の中で人生を生きているわけではありませんので、そういった事は誰かが教えてくれるわけではありません。自分で考えてバランスを取りながらやっていかなければならないのです。

 冒頭にて大人の自由には責任が伴うと申し上げましたが、学校と違い大人の人生では周りから強制される分野はほぼなくなります。つまり、自分の裁量に応じた時間や分野が増えるのです。その自由を使って何をするかが人生の楽しみであり、苦労なのです。

 きたろうさんは入社されて間もないわけですが、仕事は最初の数年間にどのように仕事に向き合い、自分に投資するかでその後のスタイルなどはおのずと決まってきます。そういった重要な時期だからこそ、仕事だけでなく仕事に通じる自分への投資も考えてみてください。

 将来、きたろうさんが過去を振り返った際に「いい選択をした」と思えるようなスタイルを確立されることを応援しております。

安井 元康
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