なんか適当に書くブログのようなもの

意味のないことをつらつらと

玉石混交

2021-11-16 07:47:13 | 日記
一般的にも自分の経験則的にも、
「ITの業界の人の能力は上と下で10倍違う」
ってのは正しいと思う。

普通の人は嘘だぁと思うかもしれないが、同じ知的生産である小説家の場合
売れっ子小説家とそこいらにいる下っ端小説家では売上が数万倍違うことを考えたら、
「個人の能力に依存する作業の成果物は上と下で10倍違う」ってのも納得出来るのではないだろうか。

そこで問題なのが、それほど能力差があるのに尺度が無い。
例えば1級○○とか2級○○みたいな資格はないし、
今の派遣先でどれほど活躍しようが別の派遣先に変わったら評価はリセット。

尺度が無いから派遣料金や給料は年功序列で、能力度外視に均されている。
でも、能力はピンキリで最大10倍違う。
本来能力を保証する義務を負っている派遣会社は知らんぷり。

そりゃあヒドイことになるわ。

派遣会社は適当に値段を付けて、後はお前が頑張ってどうにかしろ。
派遣先は予算から適当に人を集めて、高い金を出しているのだから頑張ってどうにかしろ。

ビバ資本主義。口で言うほどプロジェクトの成功には責任を持たず、金さえ貰えればOK。
バンザイ精神論。ただし努力するのは他人。

・・・。いや、
上で例えた小説家業界なんて
出版社は売れっ子を掘り出そうと死物狂いでやっているはずなんだが、
なんでIT業界はこんなのになってしまったんだろ。
やっぱ小説のように成果物の結果が売上として明確に分かる職種以外は、
年功序列で「人の能力」を評価することから逃げ続けた結果なんだろうか。