今日の阪神タイガース

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小嶋脅威の脚力

2007年01月14日 11時13分46秒 | Weblog
 今年の希望枠ルーキー・小嶋達也投手(21)が昨日、鳴尾浜球場で行われた新人合同自主トレで驚異の脚力を披露した。
 20分間走で7選手中トップを快走し、無尽蔵のスタミナを見せつけた。
 中盤でトップに立つと、その後は他選手を置き去りにする圧勝劇で、井川投手の後継者にふさわしい鋼の下半身を強烈にアピールした。

 筋骨隆々とは言いがたい長身痩躯だが、その体は、疲れを知らない。
 誰もが苦痛にもがく地獄のメニューなのだが、小嶋投手は違う。
 黒土と芝の感触を楽しむかのように、鳴尾浜の風を楽しむかのように、さっそうと走り続けた。

 「好きではないですけど、どっちかというと長距離の方が自信があったので…」と小嶋投手は語ったという。

 4分30秒のジョギングと30秒のダッシュを4回繰り返す、合計20分のインターバル走で、全員一斉にスタートしたが、2セット目を終えたあたりから、次第に選手の息づかいが荒くなる。
 ここで小嶋投手と橋本選手が抜け出すが、ラスト4セット目のダッシュを促す笛を合図に、小嶋投手がラストスパート。そのまま一気に引き離した。

 「大阪ガス時代にも、20分間走とかありましたからね」と、古巣での厳しい練習に加え、昨年末の自主トレでも徹底した走り込みで下半身を強化しており、「しっかり走れたんでよかったです」と順調な仕上がりを再確認し、思わず笑みをこぼした。

 MAX148キロ左腕を支える下半身だけに、その仕上がりが順調となれば、投球練習への期待も膨らむ。
 「肩もなるべく早く仕上げたい。時間があればどんどんキャッチボールをしていきたいです」と語り、すでにブルペン練習開始のメドを24日に設定している。
 岡田監督の視察が予定されるこの日の投球練習で、その能力を存分にアピールし、春季キャンプでの1軍メンバー入りを勝ち取る考えだ。

 この日で第1クールが終了。
 実戦的なメニューの少ない中で、早くもその潜在能力の一端を見せつけた。
 それでも左腕は、満足しない。

 「(休日の)明日もランニングぐらいはしたいと思ってます」と語り、強じんな下半身と豊富な練習量に、期待の黄金左腕に、背番号「29」の系譜が受け継がれている。

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