野球日本代表の星野仙一監督(60)が、選抜高校野球大会への出場を決めた大阪桐蔭・中田翔投手(2年)の五輪メンバー抜てきの可能性を示した。
打撃能力を高く評価した上で、「オレが『代表チームに入れたい』という成績を残してくれれば」と言明した。
新たな進路に向かう来年、もしプロ入りして最終選手選考までに大活躍すれば、星野ジャパンの若武者として金メダル獲りを担うことも十分ありそうだ。
まだ高校生の中田投手について触れる話題だけに、慎重な響きが交じったのは当然だった。
ただし評価そのものは不変だ。
「いい選手というより、可能性を感じる選手やね」と現時点での力だけでなく“伸びしろ”にも言及したあたりが、間違いなく「代表監督」としての視点だったといえるだろう。
「10年、15年に1人のバッター。素材は素晴らしい。あれだけのスイングができる選手は高校生でそういないよ」と星野監督は語った。
五輪本大会出場の可能性を問われて「そらあるでしょう。清原が入ってきた時のように(1年目から)活躍すればね」と言う。
他の有力選手たちを差し置いた「候補扱い」はさすがにせず、星野監督は「オレが『代表チームに入れたい』と思うような成績を残してくれれば…」と才能開花に期待を示した。
中田投手が「北京の星」となる道は(1)プロ入りして代表メンバーに選ばれる(2)大学・社会人に進んでプロ主体の「ドリームチーム」に割って入るの2つがある。心身両面でのレベルアップを想定すれば(1)が現実的であり、指揮官もまた「彼の1年目を想像して、プロに入ったらの話」との前提で「中田の進化」を希望しているのだ。
もちろんプロ=タイガースであって欲しいが。
2月のキャンプ巡回視察から始まる星野監督の代表メンバーの選考作業だが、シーズン開幕後も「一番いいチームを作りたい」という視点で精査し、自らの目でチェックし続けるという。
現状では福留外野手、松中内野手、小笠原内野手ら中軸候補が多い左打者と比較して、右のスラッガーはさほど見当たらないのが現実だ。
1年目では「清原より上との意見もある」と見る中田投手の存在は今後、その成長度でよりクローズアップされてくるだろう。
まずは11月下旬のアジア予選(台湾)に全精力を傾け、韓国・台湾の2強を倒しての「一発通過」が星野ジャパン最大の目標だ。
球界内外に広がる人脈を駆使して既にデータ入手しているという。
「敵を知る」ことからスタートする金メダルへの過程にあって、未知なる若武者たちの台頭にも目配りする予定だ。
29日に田淵ヘッド兼打撃、山本作戦兼守備走塁、大野投手の各コーチ陣が正式発表され、2月上旬には登録選手数が「22人」か「24人」かも見えてくる。
チームの輪郭が徐々に形作られていく中で、その中心に立つ将は「日本列島を感動させたい」と改めて誓った。
打撃能力を高く評価した上で、「オレが『代表チームに入れたい』という成績を残してくれれば」と言明した。
新たな進路に向かう来年、もしプロ入りして最終選手選考までに大活躍すれば、星野ジャパンの若武者として金メダル獲りを担うことも十分ありそうだ。
まだ高校生の中田投手について触れる話題だけに、慎重な響きが交じったのは当然だった。
ただし評価そのものは不変だ。
「いい選手というより、可能性を感じる選手やね」と現時点での力だけでなく“伸びしろ”にも言及したあたりが、間違いなく「代表監督」としての視点だったといえるだろう。
「10年、15年に1人のバッター。素材は素晴らしい。あれだけのスイングができる選手は高校生でそういないよ」と星野監督は語った。
五輪本大会出場の可能性を問われて「そらあるでしょう。清原が入ってきた時のように(1年目から)活躍すればね」と言う。
他の有力選手たちを差し置いた「候補扱い」はさすがにせず、星野監督は「オレが『代表チームに入れたい』と思うような成績を残してくれれば…」と才能開花に期待を示した。
中田投手が「北京の星」となる道は(1)プロ入りして代表メンバーに選ばれる(2)大学・社会人に進んでプロ主体の「ドリームチーム」に割って入るの2つがある。心身両面でのレベルアップを想定すれば(1)が現実的であり、指揮官もまた「彼の1年目を想像して、プロに入ったらの話」との前提で「中田の進化」を希望しているのだ。
もちろんプロ=タイガースであって欲しいが。
2月のキャンプ巡回視察から始まる星野監督の代表メンバーの選考作業だが、シーズン開幕後も「一番いいチームを作りたい」という視点で精査し、自らの目でチェックし続けるという。
現状では福留外野手、松中内野手、小笠原内野手ら中軸候補が多い左打者と比較して、右のスラッガーはさほど見当たらないのが現実だ。
1年目では「清原より上との意見もある」と見る中田投手の存在は今後、その成長度でよりクローズアップされてくるだろう。
まずは11月下旬のアジア予選(台湾)に全精力を傾け、韓国・台湾の2強を倒しての「一発通過」が星野ジャパン最大の目標だ。
球界内外に広がる人脈を駆使して既にデータ入手しているという。
「敵を知る」ことからスタートする金メダルへの過程にあって、未知なる若武者たちの台頭にも目配りする予定だ。
29日に田淵ヘッド兼打撃、山本作戦兼守備走塁、大野投手の各コーチ陣が正式発表され、2月上旬には登録選手数が「22人」か「24人」かも見えてくる。
チームの輪郭が徐々に形作られていく中で、その中心に立つ将は「日本列島を感動させたい」と改めて誓った。
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