野鳥・折々の記録

身近な野鳥をデジ一眼及びデジスコで撮っています。
折々の事柄を記録し情報交換をお願いするため、ブログを開設しました。

タマシギの抱卵

2007年06月16日 | 鳥見記録
 先日来タマシギをよく見かけていた水田の真ん中に水面から出た小さな盛り上がりを発見しました。それは周囲の稲が成長すれば完全に隠れてしまうほど小さな盛り上がりで、最初はゴミのやまかと思いました。そして、傍にタマシギの雄が居ます。

 しばらくすると、タマシギ雄が小山に登ってうずくまり、盛んに腹の下をごそごそしています。

 そこで、やっと小山が巣でタマシギ雄が抱卵しているのだと分かりました。
 タマシギは雌雄が逆転していて抱卵から子育てまで雄がすると話には聞いていましたが、まさに、その現場を見ることが出来ました。
 あまり驚かせてもと思い静かに現場を離れて他の場所で鳥撮りをし、帰宅前に再度確認のために戻って驚きました。なんと巣には雌が居るではありませんか。

 雄のみが抱卵すると思っていたのですが交代で雌もするのでしょうか。確認するためしばらく待っていると近くに雄が現れ雌と交代し、雌は少し離れた同じ水田の中で頭を羽に沈めて寝ています。

 この時の雌は幾分体を浮き加減にしていましたので、同じ巣に更に卵を産み増ししていたのかも知れません。雌雄交代での抱卵の有無は、しばらく観察する必要があります。
 それにしても広い水田のちょうど真ん中に巣を造っていますので今後の農作業で取り除かれてしまわないか心配です。

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