野鳥・折々の記録

身近な野鳥をデジ一眼及びデジスコで撮っています。
折々の事柄を記録し情報交換をお願いするため、ブログを開設しました。

キジ・雄同士の争い

2005年05月04日 | 鳥見記録
 昨日土手でオオヨシキリを撮っていると、何時もキジを見かける川向こうの畑で、キジAが貯水用に置いてあるステンレス浴槽の周囲を飛び跳ねながら回っているのに気づいた。ステンレスの側面が鏡になっていて、写る我が身を縄張りに侵入した雄キジだと思って攻撃しているようだ。

 その時は遠くであまり良い写真は撮れなかったが、いつもでもやっているので気の毒に思い車で近くまで行くと逃げた。今日、早朝に行くと、また同じことをやっている。今日は場所も昨日よりも良いことから、しばらく観察した。

何度もクチバシでこづいたり蹴爪で蹴ったり、上に飛び乗ったり、何とか敵に近づこうとしている。


あまりに夢中になって、口を開けてハアハア息をしている。
 ふと90度ぐらい首を振ると、同じ距離ぐらいの何時もペアキジが居る場所にもう一羽の雄キジBが背伸びしてこちらを見ている。雌も居るのではと思い、そちらに移動してみるが雌は見あたらない。
 そのうちに、さきほどの雄Aが見つけて「ギィェーギィェー」と鳴きながら急ぎ足でやってくる。目を離した隙にキジBの姿が見えない。わずか3Mほどの距離だがキジAが鳴きながら遠ざかると、逃げたのかと思ったきじBが姿を現した。草丈が20cm程度で身を隠していたようだ。しばらく鬼ごっこをしていたが、とうとう見つけられて飛び立つとキジAも追いかけて飛び立った。
 しばらくして帰ってきたキジAは、また例のステンレス浴槽に行ってこづいている。

 浴槽の側面に小さなデコボコがあると思っていたが、キジが付けたもののようだ。動物の習性とはいえ何度も同じことを繰り返している。できれば側面にペンキでも塗って鏡にならないようにすれば防げるのだろうが、置いた人も、そこまでは考えなかったのだろう。
 それに、何とキジの密度が高いことか!雌を巡る厳しい争いが今しばらく続くのだろう。

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