曲はギター小品曲集①/はせべ企画出版に基づいて和声アナリーゼします。
第2回
2.アンダンティーノ/ジュリアーニ 曲集の6頁
1小節から16小節まで2声になっています。
また1小節~4小節は見事にホルン5度になっていて大変美しい響きで始まります。
それでは和音としてアナリーゼしてみましょう。
前回和音の転回の記号を書きませんでしたのでここより書いてみます。
2声でも和音として分析します。
1小節から順に書きます。
Ⅰの第1転回 Ⅴ ⅠⅤⅠ Ⅴ
2段目
Ⅳの第1転回、Ⅴの第1転回、Ⅵ Ⅱの第1転回、Ⅴ Ⅰ
3段目
ⅤⅠ Ⅴ ⅤⅠ Ⅴ
4段目
1ⅥのⅤ ⅥⅡの第1転回 Ⅰの第2転回Ⅴ Ⅰ
ここのⅠの第2転回→Ⅴは大変よく使われている終止型でこの2つを合わせてドミナントDと呼びます。
その他にトニックTとサブドミナントSとがありますがここでは詳細を省略いたします。
5段目
ここより1伴奏系の1声が内がわに加わります。
Ⅰの第1転回 Ⅴの第1転回 ⅠⅤの第2転回Ⅰ Ⅴの第2転回
6段目
Ⅴの第2転回、Ⅴの第1転回 Ⅰ、Ⅰの第1転回 Ⅱの第1転回、Ⅴの第2転回 Ⅰ
7段目
Ⅴの第1転回、Ⅰ Ⅴの第1転回 Ⅴの第1転回、Ⅴの第2転回、Ⅰ Ⅴの第2転回
8段目
Ⅰ、Ⅵの第2転回 Ⅵ、Ⅱの第1転回 Ⅰの第2転回Ⅴ Ⅰ
以上となります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます