じろうの徒然日記

『長谷部ギター教室』を運営するじろうの徒然日記です。
音楽、ギター、生活など何でも気軽に書いています。

明日は音楽の基本講習会とフリーコンサート

2017年02月25日 12時12分40秒 | 楽しい楽典

明日の2月26日(日)は

第1回音楽の基本 講習会/HGM音楽検定主催

午後1時~2時15分 参加費2000円

第59回フリーコンサート

午後3時~6時 入場無料 

の開催です。場所はいずれも杉並区産業商工会館の地下、第1・2集会室です。

「井草ウクレレの会」で会場を借りていますのでご了承下さい。

明日の講習会の予備問題は以下の通りです。

 


メモ8 楽しい楽典

2015年04月16日 22時07分02秒 | 楽しい楽典

※ギターの友1995年10月号から連載しました神林八平の「楽しい楽典」です。

図は写真を参考

 

倍音について2

皆さんこんにちは!早いもので今年もあと1ヶ月となりましたがいかがお過ごしですか。

さて、前回は倍音を聴いてみましょうということでしたが聴こえましたか?私も生徒さん
に「聴こえますかlと尋ねたところ、よく分からないとの返答でしたりそれでは分かりに
くい場合はよく弦を鳴らす方法で確認してみましょう。
右図のように1本の弦があったとしてその弦を弾いた音が(譜例) ①だとします。
その弦を2分の1にすると②の音が鳴ります。3分の1にすると③の音が。
4分のlにすると④のオクターブ上の
音に。5分の1にすると⑤の音が鳴りま
す。6分の1は⑥のオクターブ上の高い
音になります。
これらから分かるように弦を2分の1、
3分の1~としていくと倍音列ができるのです。
その弦を弾いた音が(1)だとします。

ではギターで確かめてみましょう。
ギターの場合は開放弦から2分の1、3
分の1までは押さえられでも、それ以降
はフレットが足りないため押さえられま
せんし、もしフレットがあったとしても
平均律になっていますのでハーモニック
スで確かめてみましょう。
ハーモニックスは弦の2分の1、3分
の1などの整数分の1の場所で鳴ります。
それでは6弦を基音にしてハーモニック
スを鳴らしてみましょう。移動ドで右の
ように聞こえるはずです。黒い音符は平
均律とはやや異なった高さであることを示しています。

このように倍音が存在していますが、いろいろな倍音は楽器や音高、奏法などによってある倍音は強く、ある倍音は弱く発
生するわけですがそれらの倍音が人間の耳には音色として聴こえるのです。また倍音を含○○

※ここで文章が切れていました。

 



 


メモ7 楽しい楽典

2015年04月16日 08時38分23秒 | 楽しい楽典

※ギターの友1995年10月号から連載しました神林八平の「楽しい楽典」です。

図は写真を参考

 

楽しい楽典7

倍音について

倍音を聞こう!
今回は倍音について学びましょう。
倍音と聞くと難しく感じると思いますが、気軽に考えてみてください。

音は振動することによって発生しますが、実はその音には整数倍(2倍3倍4倍~)の振動数も同時に発生
しているのです。ただ、この倍音は機械で分析することはできても人間の耳ではなかなか分かりにくいようです。

このことについて作曲家の芥川先生は「この倍音を実際に耳で確かめようとしても、それは相当に難しい。ちょうど昼間に星を見ょうとするのに似て、太陽にあたる基音が、あまりにも強く響いているからである。」(芥川也寸志著:音楽の基礎 岩波新書)

とありますが、この聞きにくい倍音ですが実はをギターで実際に聞こえますので皆で確かめてみましょう。
まず下記に倍音列を掲げておきます。

上記は基音になるドを弾いた場合ですがそのときの倍音が2倍のド、3倍のソ4倍のド~ということで整数倍の音が発生します。不思議ですね。音以外でも実は電波でもよく整数倍で発生します。アマチュア無線なとやっている方はご存じのように7MHz (メガヘルツ)の交信をしている方は2倍の14MHz、3倍の21MHz、4倍の28MHzも交
信できるように送信機が組み込まれている場合があります。また、同時に整数倍の電波が発生しやすいので送信機やアンテナの整備がきちんとしていないと電波妨害も起こしやすいのです。テレビを見ていて時々画面にしま模様ができたりするのはその類いです。

携帯電話が他の機能に害を及ぼすことがあるのも同じことと言えます。
さて、早速倍音をギターで聞いてみましょう。

まず、①弦から⑤弦の5本弦を鳴らないように左手で軽く触れておきます。そして耳をギターのボディにくっつけます。

準備ができましたら⑥弦の開放弦を強く弾きましょう。⑥弦のミの音が大きく聞こえますが2倍のミはきこえますか。

分かりにくい場合は④弦のミの高さを確かめて記憶してからもう一度⑥弦の開放弦を鳴らしてみて下さい。そうすると鳴っているのが分かると思います。

次に3倍のシの音を聞いてみましょう。分かりにくいときは又先程の要領で②弦の開放弦で高
さを確かめてもう一度聞きますと確認できます。続く。


メモ6 楽しい楽典

2015年04月14日 22時48分44秒 | 楽しい楽典

楽しい楽典6

※ギターの友1995年10月号から連載しました神林八平の「楽しい楽典」です。

図は写真を参考

 

音程について④
前月号の音程の練習問題はいかがでしたか?
右に解答をのせていますので参考にしてください。
協和音程と不協和音程
いろいろな音程を作る2音が同時に響いたときに以下のように協和音程と不協和音程に
分けられます。

 

上記のようになりますが、完全1度と完全8度は絶対協和音程といいます。2つの音を
鳴らすと完全に協和することを意味します。例えばある音が10 0ヘルツ( 1秒間に10
0回振動する)だとして、もう一方の音が200ヘルツだとすれば、この音程は1: 2の
関係ですから完全8度のオクターブになるわけです。ギターの調弦では、5フレット(@
弦は4フレット)を押さえて合わせる方法(完全1度)とオクターブ(完全8度)で合わ
せる方法をよく使いますね。また、完全4度はギターの解放弦で合わせる方法で使ってい
ます。ヴァイオリンの調弦は完全5度で解放弦を鳴らして合わせます。なお、音程の振動
数比は下記のような倍音列によるものですので参考にしてください。次回は倍音について
詳しく学びましょう。




メモ5 楽しい楽典

2015年04月13日 09時10分46秒 | 楽しい楽典

楽しい楽典5

※ギターの友1995年10月号から連載しました神林八平の「楽しい楽典」です。

図は写真を参考

 

音程について⑧
前月号の音程の練習問題はいかが
でしたか?右に解答をのせています
ので参考にしてください。
さて前回の補足ですが、音程には
旋律音程と和声音程の2種類ありま
す。また、オクターブ以内の音程を
単音程といい増8度以上を複音程と
いいます。

転回音程
単音程におけるいずれか一方を1
オクタープ移動することをいいま
す。例えば右の楽譜は短6度です
がミの音を転回すると(またはド
を転回すると)長3度になります。
原音程と転回音程は合わせると
オクターブの関係になるので足し
て9になります。ですから6度を
転回したときは9-6 = 3・.
3度という計算式が成り立ちます。
完全系が転回するとやはり完全系
になります。長が転回すると短に
なり、増が転倒すると減になりま
す。その逆も同じです。
それでは右の練習問題をやっ
てみましょう。


メモ4

2015年04月12日 08時52分17秒 | 楽しい楽典

楽しい楽典4

※ギターの友1995年10月号から連載しました神林八平の「楽しい楽典」です。

図は写真を参考

 

音程について②
前月号の音程の数え方はハ長のドを基音に
して数える方法でやってみましたが覚えられ
たでしょうか。さて、今月は早速右のような
練習問題をやってみましょう。
練習問題1は同じドの音ですね。さあ何度
になるでしょうか。
答えは完全1度です。2度と間違えやすい
ので注意しましょう。1度の場合の音程の呼
び方は完全か増減で決めます。
では練習問題2はどうでしょうか。ドとレ
のダブルフラットは結局同じ音になるのでし
ょうか。いえいえ音程はあくまでも2度にな
ります。2度の場合は長短増減のいずれかを
判定しなくてはなりません。考え方としては
まずフラットがないとして見ますと、ドとレ
は長2度となります。次にフラットがひとつ
つくと短2度となり更にもうひとつフラット
がつくとどうなるでしょうか・・・そうです
答えは減2度です。
練習問題3はファからシの聞に半音がひと
つあると完全4度となりますがこの場合はあ
りませんので増4度となります。
それでは下の練習問題をやってみましょう。


メモ3

2015年04月11日 22時19分55秒 | 楽しい楽典

楽しい楽典3

※ギターの友1995年10月号から連載しました神林八平の「楽しい楽典」です。

図は写真を参考

 

音程について
これからは写譜するにもまた、編曲や和声の勉強するにも基本としての音程の理解が必要となります。

普通は音程と言えば初心者にはなかなか理解しにくいものですが、ここでは簡単に覚えて理解できる方法を述べてみます。
左記は音程を理解するうえで大事な表となります。完全系は1・4・5・8度とあり、それより音程が半音広いと増になり狭いと減になります。
完全と言うのはその音程通しが完全に協和することを意味します。
例えばギターの調弦は1度で合わせたり開放弦の4度やオクターブの8度で合わせるのは完全音程だからです。
ちなみにヴァイオリンの調弦は完全5度の音程で合わせます。

※ギターは完全4度の解放弦どうしでもよく合わせたりします。


長短系は2・3・6・7度とあり、長より音程が半音広い場合は増。長より半音狭い時は短となります。また短より半音狭い時は減となります。長短の意味は3度と6度は完全系に比べ不完全協和音程を意味します。

また2度と7度は不協和音程を意味します。
完全系の1度と8度。5度と4度。また不完全系の3度と6度。不協和の2度と7度はそれぞれ兄弟みたいなものです。

それではもっとわかりやすく説明致しますと、完全系の場合は1度を考えて見ましょう。
例えばギターの4弦のレと5弦の5フレットのレは完全1度ですね。そしてレをオクターブあげますと完全8度になります。
次に5弦のドと3弦のソは完全5度ですね。ドをオクターブあげてソとドで完全4度になります。要するに音程のオクターブ転倒で1度が8度になり5度が4度となり完全系は1・4・5・8度となる訳です。

同じように3度を考えて見ましょう。例えばドとミの3度でドをオクターブあげますとミからドまで6度になります。またドとレの2度はドをオクターブあげますとレからドまで7度となるでしょう。したがって2・3・6・7度の関係ができるのです。(ただし、長短等の性質がかわってしまいます。)
それでは音程の呼び方である完全・長短・増減のわかりやすい覚え方を下記に示します
のでどうか参考にしてください。


メモ2

2015年04月11日 07時49分00秒 | 楽しい楽典

楽しい楽典2

※ギターの友1995年10月号から連載しました神林八平の「楽しい楽典」です。

図は写真を参考

うなりについて
調弦をするときのコツはうなりを聞くことが大事であることは皆さんご存じのことですが今回はうなりについて種々考えて見ましょう。

なぜうなるのか
右図は踏み切りでの警報機が鳴っているときの場合です。AとBは微妙に音と音との間隔が違うとします。

そうするとある所でAcBの音が重なるところがありますのそれがうなりの部分になります。

ギターの場合は例えば5弦の音が110Hz(ヘルツ:1秒間に110回振動すること)だとして6弦の5フレットを押さえて出した音が109Hzとし、それらを同時に鳴らしますと、うなりが聞こえます。

右図のような波形で重なるところがうなりになります。

この場合は110-109= 1となり、1秒間に1回の割合でうなることになります。

そして6弦の5フレットを押さえたラが5弦に対して1Hz低い、というこどになります。

2つの音が同じ周波数であれば右図のように重なりますのでうなりはなくなります。

 

それではうなりに類似したものを生活の上から考えて見ましょう。

例えば、ものすごい速さで回転しているところにストロボをあてて周波数のダイヤルを上げて行きますと回転してるのがだんだんゆっくり回るのが見えます。そして回転していたのが止まって見えます。止まっていると思ってうっかり手を出したなら大変です。( 回転物に手を出すわけですからの)例えばその回転物が1秒間に30回転だとします。それに対してストロボが1秒間に29Hzだとします。そうしますと、30-29=1で1秒にl回転でゆっくり右にまわるでしょう。またストロボを29.8Hzに上げるとさらにゆっくり回り30-29.8=0.2となり0.2X5秒=1となりなりますので5秒間で1回転するわけで非常にゆっくり回って見えます。

ストロボか30Hzになると回転物も30Hzですので止まって見えます。さらにストロボが30.2Hzになりますと30.2-30=0.2となり今度は回転物が左に回り5秒間で1回転するようになります。

このようにうなりと同じ原理が生活にはたくさんあふれています。

そのほかテレビに写るコンピューターの画面は黒い線が上下に写っているのが見えます。

これはテレビの走査線とビデオカメラの(ミス原稿→コンピューターの)走査線の周波数のズレから起こるうなりの現象です。(に似ています)

またおもちゃのモーターに円盤を取りつけて穴をあけます。それを回転させて換気扇や蛍
光灯、テレどなどをのぞきますとゆっくり回ったりテレビには黒い線が見えたりします。


またギターの弦を鳴らしてテレビの画面に向けて弦を見てみましょう。そうしますと弦が
ゆっくり動いているのが見えます。このようにうなりの現象は身近な生活にいろいろとあ
ると思いますので皆さんも探して見ましょう。

(クイズ)

テレビの車のCMで左側に走行している自動車があります。

車の回転をよく見ると右にゆっくり回っていることがあります。

これはなぜでしょうか。

 

 


メモ

2015年04月09日 21時16分18秒 | 楽しい楽典

楽しい楽典1

※ギターの友1995年10月号から連載しました神林八平の「楽しい楽典」です。

図は写真を参考

 

ギターを弾くためには音楽の基礎を学ぶと大変役立ちますがそれには楽典の理解が必要になります。

中学校の音楽の試験では調子記号をみて何長調か何短調かを答える問題がありましたね。

また和声の記号を書く問題もあり結構難しかったことと思います。


それらをやさしく理解するために、またギターの実技に役立つよう今回より楽しくやさしく学べるように連載したいと思いますのでお楽しみに。


それではさっそく音部記号から入りましょう。
五線は音の高低を表しますが、たった5本の線だけでは表しきれませんので高音、中音、低音用に分けて使える音部記号を用います。
高音にはト音記号を中音にはハ音記号を低音にはへ音記号といった具合ですト音というのはトの音のことでドレミファソラシドのソの事を指します。
ト音記号は右のようにGから変形して現在の形になりました。
記号を書き始めるところがソの音になります。またハ音記号は矢のようになっているところがドの音になりへ音記号は書き初めのところがファの音になります。
音の高さは右のようになりますので参考にしてください。

続く