切り分け。

SRX600。
5速でギアの唸るような音が大きくて、気になっていた。
5速60-70km/hあたりでは、エンジンのパタパタに同期して、大きな打音のような音もする。


で、いろいろ考えたら、唸り音もアレだけど、打音はここが怪しいんでないかと。
スプロケットハブとホイールの間にテープを貼ってマークを付け、テープを切る。


スプロケットを回してみると、2mmくらいのガタがあった。
スプロケットハブのダンパーがヘタっている。リアホイール組むとき、ハブがやけに簡単に抜けるっていうかホイールを逆さにしたらスプロケが落ちたから、ちょっとヘタってるとは思ったんだよなあ。
SRXのハブダンパーは、1台分で7000円近くする。ダメだったら替えよう、とか思ってしまったのだ。


ここが異音の原因かどうか、原因の切り分けのために、ハブダンパーのガタを詰めてみよう。
ガタが2mm程度だから、シムとして、3mmのゴム板を適当に切り出す。


ハブダンパーとホイールのリブの間にゴム板を挟む。
これで、スプロケハブの突起にシリコングリスを塗って、挿入するときに手応えがあり、ホイールを逆さにしてもハブが落ちてこなくなった。
周方向のガタはゼロ。


結果としては、ギアは唸ることは唸るけど、気にしなければこんなもんか程度になり、巡航時の打音は皆無になって、パタパタ巡航が快適になった。
ヘルメットの風切り音の中に、静かだけど野太い排気音も聞こえる。写真は、気を良くしての初ナイトランに出るところ。

この異音だが、同じ2000rpm前後の巡航でも、4速以下では同様の現象が出なかった。これはたぶん、5速巡航時の負荷で発生するトルク変動による加振力が、駆動系統の振動数とたまたますごく近い、とかの条件がたまたま調ってしまったのではないかと考えている。
さて、では新品のハブダンパーをすぐ手配するかっていうと、前述のように高価なもんで、まあ今回のシムがヘタってからでもいいかなーとか思ったりもしたりなんかするのであった。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする


« ムシ。 いいのかこれで。 »


 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。