妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

カバンいじりは私の出来る仕事です

2012-02-11 00:17:02 | アルツハイマー型認知症

アルツハイマー病の妻 要介護5で老健に入所しています 全介助です

6年前 特養のデイサービスを利用してました(要介護2) 現在までの変遷を綴ってみます

平成17年11月30日(水)

最近 今までと行動が変わってきました 

カバンいじりの継続時間が短くなりました


カバンいじり 一旦区切りをつけ トイレに行き 戻って

また カバンいじりの繰り返しになりました

いままでは 長時間連続で いじってました


進行が どんどん早まっていくのが 目に見えて分かります 

これから先のことを心配しても無駄ですが 心配しないでもいられません 


施設からの便り

朝のお茶を入れていただいている時 出がらしのお茶の葉を見て

「 これでお茶を入れたら失礼かしら 」と細やかな心配をして

下さいました 


出来なくなったことばかりに目を向けると辛くなるので

毎日 些細なことでも それを喜びに感じて過ごしていきたいです 


振り返って

ふと 本人は今 自分をどう思っているのか想像してみました

自分は 頭の回転が悪くなったと思っているはずです 

施設で「私バカになったのかしら」と言ったことがあります

 

やろうとしている事の やり方が解らなくて すごく頭を使っています

脳の疲労も相当だと思います

 

かかりつけの医師に尋ねると この病気は正直なところ

治す手立てのない 必ず進行していく病気だと 告げられてます


現実を受け入れるしかないのですが 諦めることも出来ません

覚悟することは出来ます