妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

介護日記から(35)忘れたことも忘れた

2011-09-28 00:03:50 | 日記

アルツハイマー病の妻 現在要介護5で老健に入所中です。

6年前 特養のデイサービス利用時の日記です。

妻には命の次に大事な肌身離さず持ち歩くバッグ

なんと施設に忘れてきました。

 

『バッグを忘れてきた??』と言っても全く気にすることなく

まるでバッグなど始めから無かったかのような態度です。

バッグいじりの代わりにトイレットペーパーを、何枚も折りたたんでいました。

 

施設から

今日は疲れた表情をしていました。

いつも位のお手伝いでしたが本日は

少しでも何かやる事がないと、時計を見て

「あら3時!」などと、帰りの心配をされることがありました。

トイレに何度も行くようになったような気がします。

 

反省

1日の大半をバッグいじりに集中しているのが

施設に忘れて、しかも忘れたことも、忘れた

とても理解できません。

カタチのある物(物体)が目の前に無く見えないと

その物をあたまの中でカタチとして浮かんでこないのではないか・・・・

私はこの様に理解します。

 

以前、日記に記録した、紙幣を取り上げた件と同じです。

紙幣を取り上げて無いことに全く気が付かなかった。

この件と同じ例が後に次々と起きます。

 

認知症が確実に進行していきます。

 

6年後の現在、要介護5 全介助になりました。

3日に一度、食事介助に通っています。