老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1510;がんばらなくちゃ~

2020-04-21 14:35:44 | 阿呆者
がんばらなくちゃ~

きょうも在宅訪問
隠居宅でひとりで暮らしている伊都婆さん(93歳)
毎日、家のなかや庭で歩いたり、足を上げたり伸ばしたりしながら
足を鍛えている。
耳は遠いので、イヤホンを耳に入れテレビを観ている

コロナウイルスのことを知っていて
「へんな世の中のなったね」と、私に教えてくれた。
彼女が感じているとおり「変な世の中」になった。

そこへ長男嫁がやってきた。
「うちの婆ちゃん頑張って、足の運動(リハビリ)をしている」
「見習いがんばらなくちゃ」
「自分は67歳だが、93歳の頑張りを見習い、本当に頑張らないといけないね」
「(長男嫁)私は65歳! そうだよね。病気だって言ってられないよね。頑張るしかない」

最後は「頑張る」の合言葉で、伊都婆さんに手を振り、「またね」と言い居間を出た。

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