老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

「齢(とし)には勝てない」、そんなことは言ってられない

2022-01-29 08:21:27 | 老いの光影 第7章 「老人のねがい」
1787 齢(とし)には勝てない、そんなことは、言ってられない


とちおとめ

老い齢を嵩ねてくると
行動が遅くなり反応も鈍くなる
そんな様子を見てwifeは「齢(年、とし)には勝てない」、と
運転をしながら何気ない言葉に
認めざるを得ないながらも
抵抗したくなる

知っている婆さんのなかに
齢に負けず
家族のために家事をしている

脊柱管狭窄症、リウマチを患いながら
朝五時に起き
米とぎ、朝食の準備、洗濯、掃除をしている
婆さんの年齢は85歳

手指を見たらアカギレで痛痛そうだった
絆創膏を貼っていた
絆創膏より、クリームを塗った方がいい、と話す

歩くこともやっとにもかかわらず
仕事に出かける娘、保育園に行くひ孫のために
家事をこなす
10時頃ひと息をつき
好きなコーヒーを飲み新聞を読むときが
幸せのとき

齢には勝てない
そんな言葉に負けず
婆さんに見倣い
年齢のせいにはできない

動くことから
なにかが変わる

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