老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1064;短い春

2019-04-19 22:41:11 | 春夏秋冬
縁石や金網の向こうにも咲くたんぽぽ


短い春

凍てつく冬は長く
春は駆け足のよう 早く過ぎ去る

雨風に吹かれ散る桜の花
車の窓を うっかり開けていたら
シートに花びらが落ちていた




緑草が一面に生えぬうちに
たんぽぽは老い往き綿毛になった

畦道には菜の花は咲き乱れ
田圃のしろかきが始まると
蛙の合唱が始まる



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