老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

78;死後の世界

2017-05-07 16:02:58 | 老いびとの聲
ご訪問いただき、ありがとうございます

私だけの戯言なのか
それとも妄想なのか
時々よりは少ないが
ふと 頭のなかを過る

やはりそれは
私だけが持つ妄想なのか
それは何かと云うと
他者からはみれば
他愛ないことなのかもしれない

それは
人間 眠っているとき
夢を見るときもあれば 見ないときもある
現か夢か判然としないときもあるけれど
心地よい夢は消えて欲しくない


私だけが見るのか
コバルトブルーの海や大河の上を飛ぶ夢を見たときは
気持ちがよい
現実 空を飛べるはずもないのだが
両手を広げ鳥のように羽ばたいている自分がいる
夢だから飛べる
夢を見ているときの自分は
まだ生きている
夢が途切れると目が覚め
現に戻る

人間 眠っているときが 幸せな時間
現の苦悩や不安、葛藤などから解き放され
空白の時間に癒される
このまま眠りから覚めないと
それは死に至るのか
死は永遠の眠りに着く と言われているが
死んだら人間は もう夢を見ることはできないのか

死後も夢を見れるとしたら
背景は何色で 何を見るのであろうか

夢を見ているうちが花なのか
夢を忘れた人間は
死を待つ老いた人なのか
夢を抱いているうちはまだ青春
今夜こそ 空を飛ぶ夢に遭遇したい







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