1780 老いは誰もが通る路
老いも死も
誰もが通る路
老いてはじめてわかった
老いそして惚けてしまった母のことを
思い出した
老いた母に
愚痴と怒りをぶつけたことがあった
老いてくると
思うように躰や足の動きは鈍くなり
飲み込むのにも時間がかかり
むせてしまう
老いになってはじめて
おふくろの気持ちがわかったとき
なぜ、あのときやさしくしてやれなかったのか、と
おふくろにやさしくできなかった分
これから老いの時間を
どう過ごしていくのか
死んだらおしまいだ
老い、そして老いをおえるまで
老い楽に過ごしていこうか
老いも死も
誰もが通る路
老いてはじめてわかった
老いそして惚けてしまった母のことを
思い出した
老いた母に
愚痴と怒りをぶつけたことがあった
老いてくると
思うように躰や足の動きは鈍くなり
飲み込むのにも時間がかかり
むせてしまう
老いになってはじめて
おふくろの気持ちがわかったとき
なぜ、あのときやさしくしてやれなかったのか、と
おふくろにやさしくできなかった分
これから老いの時間を
どう過ごしていくのか
死んだらおしまいだ
老い、そして老いをおえるまで
老い楽に過ごしていこうか