最近海外で暮らす日本人がテロや事件に巻き込まれるニュースを良く見聞きするようになりました。
それだけ海外で働く人や海外旅行に行く人が多いということでしょうが、・・・
海外で働く日本人は97万人もいるそうです。私も海外で長く暮らした経験がありますから安全に暮らすコツを
書いて見たいと思います。
○第一に重要なことはその国を良く知ることです。
私はベトナムではハノイから車で4時間も離れたハロン湾近くのカンファという田舎に2年間赴任しました。
日本人は会社の同僚が数人居るだけで、言葉もベトナム語だけしか通じない所でした。
宿舎の窓から見えるハロン湾が好きでした。
ホームシックになると裏の丘に登ってハロン湾を眺めました。
一人で丘からハロンを眺めた際一人のベトナム青年に会いました。
私がサングラスを落とした話をしたら。次の日その青年がサングラスを届けてくれたのです。感動しました!
○私がベトナム赴任が決まった時、まずは本でベトナムの概要を把握しました。
歴史、ベトナム人の宗教や考え方、日本人に対する評価、食べ物、言語、通貨など易しく読みやすいものを選びました。
読みやすくて、分かり易い本です。
ベトナム語は発音が難しいですが覚えておくと友達が多く出来ます。
ベトナム語の先生達、(宇都宮大学の留学生)
ベトナム赴任前に二人の先生からベトナム語学びました。
頭がとても良い可愛らしい先生でした。
○海外旅行に行くのと海外で働きながら暮らすのには大きな違いがあります。
・旅行は旅行会社が比較的安全な所、安全な食べ物など調査してくれています。
・海外で働く場合、安全が調査出来ないまま遭遇する危険も多くなります。
○第二に重要なことは身近な危険情報を分かるようにして置くことです。
・大使館から情報を頂く場合は在留届を提出しておくこと。危険情報がメールで配信されます。
・その土地の人と仲良くなること。(信頼されること)その土地の危険情報が把握できます。
これが命を守る上でとても重要です。
○私と赴任した日本人の危険事例
・バスに乗った際ナイフを突き付けられてお金を強奪された。
・宿舎の前の道路でバイクにはねられ、ヘリコプターでシンガポールの病院へ搬送された。
・遊覧船(漁船)の屋根から海に落ちそうになった。
・飲み屋のトイレに入って鍵が開かなくなり、一晩トイレに置かれた。
・食堂でベトナム人からいきなり罵声を浴びせられ喧嘩になりそうになった。
・ビヤホールで友達になったベトナム人から麻薬を吸わされた。
・漁船で遊覧したが船が浅瀬で動かなくなり、背広のまま海の中を歩いて岸に上がった。
・お酒を飲んで大声で話していたら、レンガをぶつけられた。
・サッカーボールが飛んだ草むらに入ったら注射器(麻薬)だらけだった。
などなど、
普通に生活して居る近くに危険がいっぱいです。交通事故も多いです。
歓楽街はもっと別の危険もあるようです。(私はお酒が飲めないので情報少ない。)
○私が病気も怪我もなく帰国できたのはベトナムの友人のお陰です。
この家族は全員で支援してくれました。
お母さんの実家へも紹介してくれました。
公園に母親と遊びに来ていて私に食事を勧めてくれた子供です。
私は小旅行が好きで一人でふらりと出かけたりしました。その場所の安全を確認することが大切です。
ハロン湾で色々教えてくれた人です。
公園やお寺院を案内してくれた人達です。女性は積極的でみなさん親切です。
・友人はいつでもどこでも細かな注意点を教えてくれました。
このお店はいかない方がいいよ。此処はこういう危険があるよ。いつも誰かが見ていてくれました。
市場にも友達が出来て、買い物でも何でも助けてくれました。
○ベトナム人は信用できる人は家に招待し家族に紹介してくれます。
友達を大切にしますから、こちらも大切にしないといけません。此処までくれば安心して付き合えます。
この家でも何度も食事に招待して頂きました。
お礼に家族をマンガチックに書きプレゼントしました。
○第三に重要なことはあまり目立たないことです。
私の場合ベトナム人の通訳や友人がそばに居る事がほとんどでしたので危険を感じませんでしたが、
日本人は目立ちます。中国人、韓国人と間違われることもあります。彼らは日本人より嫌われています。
目立つことや、行動パターンを把握されない様に注意しましょう。
ベトナム人で声かけて比較的安心なのは、仲良し女子グループです。
次回はベトナムのバクニン省でのお話しを、・・・・・・
~ 外国で暮らす場合危険情報を事前に知って行動しましょう。危険なところは避けるようにしましょう。~