定年後も自分らしさを輝かせて暮らそう。

 「まだまだやれるぞ!」と頑張っているシニヤの皆さんへ共感と声援を届けたい。定年後も挑戦し続けるおじいちゃんの記録です。

C.19.ハノイは花の季節、

2016-05-31 | ベトナムの観光地プラス1の見所

   アメリカのオバマ大統領は、G7伊勢志摩サミット出席に先立ちベトナムのハノイを訪問されました。
  広島での大統領の言動にさすがは世界のリーダーと感じ入りましたが、ハノイでも同じでした。
  アメリカという大国も多くの矛盾を抱えていると考えていますが、個人的にオバマ大統領大好きです。

  私は6月中旬からハノイに滞在していましたが、その時、6月22日~25日オバマ大統領がハノイを訪問することを知りませんでした。
  「いつもより街が綺麗になったな」と言う感じを空港からホテルに向かう途中から感じていました。

  毎回そうするようにホアンキエム湖の近くに泊まりホアンキエム湖畔を散歩していてそのことを知りました。
  街中をタクシーで移動しても警察官が多く目についたのは警備のためだったのかとテレビのニュースを見て気付きました。
  
  この季節ハノイはとても暑くなりますがその分花が綺麗な季節でもあります。
  オバマ大統領歓迎一色の街並みです。私も歓迎されている気分になって散歩しました。

  

 
 ○湖畔の廻りには、沢山の花を植えている人の姿がありました。ゴミを見つけると拾っている市民の姿も見られました。

   
  

 ○オバマ大統領のハノイでの様子が毎日テレビに流れていました。
  印象的だったのは、街の食堂でビニール製の椅子に座ってブンチャを食べる大統領、市民と親しげに握手する大統領です。
  6ドルのディナーとか?を美味しそうに楽しんで食べていらっしゃいました。

  

 ○私はブログの中で政治的な話や歴史観をなるべく控えようと心掛けていますが、書いておきたい気持ちが強くなることが
  あります。特に戦争や宗教の中に人間としての苦悩と無情を見て息苦しくなる時がそれです。

  どの芸術、哲学、宗教も人間でないと創らないし、どの戦争も人間でないと起こすことはないでしょう。

  「本当にこの国も、日本も、世界中がいつも平和であって!!」と誰もが願っているはずなのに、・・・・・
  人間の欲は知性や、理性を超えて暴走してしまう。その分悲しみも大きくなって人々の心に残ってしまいます。
  残された人々は生きていくために祈ります。そして許し合いますが、・・・・
  戦争の当事者はどちらも正義を主張します。そして最後は戦争で勝った方が正義になります。  

  無念の中に苦しんで逝った人は、本当に許してくれるのでしょうか?
  
  子供のころから考えても考えても分からないことを、まだ引きづりながら旅するお爺ちゃんです。
  「人間の運命」だなんて、・・・そんなことで片づけていいのか、。。。




  第二次世界大戦の末期、1945年ベトナムはフランス軍と日本軍の二重支配の状況でした、その年の不作とも重なり200万人
  ものハノイの人々が餓死したということを(正確な人数は不明と言われている)知っている日本人は少ないと思います。
  私がこのことを知ったのは、もう20年前初めて仕事でハノイに来ることになり、ベトナムの歴史を少しでも知っておこうと
  「誰も書かなかった素顔のベトナム」河野 實著(1995年)を読んでからです。
  余談ですが著者の河野實さんはあの「愛と死を見つめて」の「マコ」その方です。

  ハノイ200万人飢餓死の真相は今も未だ真相が議論されているところですが、・・・・・
  日本軍の米の買い占めや、ベトナム北部の天候不順、南からの輸送路の遮断、伝染病等幾つもの悪条件が重なっているのが
  真実のようですが、多くの犠牲者が出たことは事実です。
  
  
  中国の南京事件、韓国の慰安婦問題、議論がされますが第二次世界大戦でアジアで2000万人以上の犠牲者が出ています。
  私達は広島と同じように先の戦争で起こした全ての真実を見つめそのことを忘れてはいけません。
 
 
  小さなテロ事件をきっかけとして戦争は拡大し恐ろし武器を使うことになります。
  それぞれの国民が幸せに暮らせることを守るべきだといつも考えています。
  愛国心とは、自分の国だけを愛することではありません。それぞれの国で平和に暮らしているよその国も愛しましょう。

  老いぼれが生意気を書きましたが「人間の運命」で片づけてほしくない怒りです。
  
  
 ○ハノイの街路樹や公園の木が大きく育ちましたが、空が先の戦争を覚えている様で重い感じになりました。

 

 


  戦争を知らない子供たちがこの国にも増えています。とても良いことですが、・・・・




  何とかこの国が少しでも豊かになればと、自分なりの決意を持ってベトナムを歩き廻りましたがベトナムの庶民は豊かに
  なれたのでしょうか、ビルが建って、道路が整備され、空港も大きく様変わりしました。
  仕事も増えたでしょう。しかし物価は加速度をつけて上昇しているように見えます。貧富の差が拡大し庶民は悲鳴をあげ
  いるのではと心配しています。ベトナムコーヒー数年前5千ドン、現在3万ドンでした。

  
 
○オバマ大統領はホアンキエム湖畔を通ってホーチミン廟へ向かうのでしょう。見ていただきたい場所です。
 
  
  

 ○記念に私は写真にしっかりと収めました。
  

  ベトナムの人々も平和を願っています。オバマ大統領が広島へ行くこともみなさん知っています。
  誰もが平和を願っているのです。悲惨な戦争を繰り返すことは絶対避けなければなりませんね。

  オバマ大統領歓迎のニュースをテレビで見ながら胸が熱くなるお爺ちゃんでした。


 ○ハノイ市内は暑いのでハロン湾の方へ移動です。海風が恋しい!





  正直海水は汚れているので泳ぐ気分にはなれません。
  


  一泊40万ドンの宿に泊まってみました。少し考えていたら35万ドンに値下げしてくれました。


  ホテルのすぐ下は海です。

 
  海を眺めながらぼんやりと3日間を過ごしました。
  高齢者にはベトナムの夏は暑すぎますね。冷房で喉がカラカラになってしまいました。 


○ハノイのノイバイ空港もとても大きくなりました。一年前のイメージと違うので驚きです。
  20年前香港経由でノイバイ空港に着いた時は駅の改札口の様な小さな国際空港でした。
  この国の発展を嬉しく思います。国民も幸せであってほしいです。



   
   ~ これが最後かなと思いながら何度もこの国に足を運んできました。あと何回訪れることが出来るだろうか? ~
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A.60.たまには芸術鑑賞も、

2016-05-06 | 日記

   知人から広重の東海道五十三次の保永堂版、丸清版展の入場券を頂きました。
  栃木市のとちぎ蔵の街美術館で開催されています。(2016.4.9~6.19)
  
  
  栃木駅から一番広い大通りを南に歩きます。車の場合は近くの市営駐車場利用が良いと思います。
  市内を散策しながら、とちぎ蔵の街美術館へ行きます。
 
 ○この公園の隣が市営駐車場です。私はここから散策します。
    

 ○この時期、巴波川(うづまがわ)のこいのぼりを眺めなが黒塀の蔵の街を歩くのは気分が良いですよ!
 
  

  時間があれば舟から蔵の街を眺めるのはいかがでしょうか。
    
   

  
  
  
 
  街中には案内板が、あちこち見て・・・昔の街並みもいいな!
    

  

  

     
  
  蔵の街には昔は下駄屋さんも沢山ありましたが、今はスニーカーの時代ですからね。
    
 
  

○とちぎ山車会館と並んで
  蔵の街美術館はあります。
  山車も素晴らしいですよ!  
                     
 
  ここが蔵の街美術館です。
   

  

 ○広重の東海道五十三次は私ごときが説明することはありません。ほんとにすごいです。
  

  

 ○館内は撮影できませんからパンフレットだけです。
  たまに、美術館を回りますが歴史に名を残す芸術家は天才です。
  どうしたらこんな表現が出来るのか全く解りません。


 ○家に帰れると花が待っています。 
  クリーム色の牡丹の花がやっと開きました。今年の我が家の牡丹の花も見おさめです。 
  
 

   ~ 蔵の街に、広重の東海道五十三次、、、良い組み合わせで満足な一日でした。~
 
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