緒方鍼灸院 【脉泉堂】 有田町の自然 平六のワンダー

「目で見て、手で触り、音を聞き、温度を感じ、においを嗅ぐ」体験は「知識として知ってる」ことよりはるかに重要だと信じます。

森林樹木 第2弾 陽樹 と 陰樹・・・2021.3.5佐賀有田町

2021-03-05 19:26:23 | 自然観察会

吉澤 知昭さん著「森林樹木案内」より 第2弾です

今回は 陽樹 と 陰樹  葉の大きさ 葉のギザギザ(鋸歯) について

樹木は 明るいところで生きる陽樹 と 暗い所で生きる陰樹 に分類される

森林ができる過程では、土 岩 などが風化し 土壌ができ、 が生え が生え 灌木(カンボク) と言われる低木が生え、次に 林内が明るいところに生きる陽樹が生える

陽樹が 大きくなると その下では 暗いため 明るいところに育つ陽樹は 育つことができない

そこでは、陰樹 と言われる暗いところで育つ樹木が 生えてくる

漢字 の 紹介
(漢字は うまく 森林の状態等を 表現している)

森林の 成立に関する 漢字として 森林が形成される順番に

苔 → 草 → 茨 → 木 → 本   等

・苔  草が生える土台
・草  苔のあとに すぐ早く 生える
・茨  草の次に でる
・木  水平な 大地に根をしっかりと 張っている
・本  木の幹を切って パルプを作り 本ができる
            (本の 横棒 ー は 木を切る 表現)

葉 の 大きは 渓流沿いの樹木 と 山林 の樹木 では違いがある

同じ樹木でも 渓流沿い の葉は 大きい

樹木は 多くの光を求め 光合成を行い 成長しようとしている

多くの光を得ようと 葉を大きくする・・
しかし、葉を大きくすると 葉からの 水の蒸散が多くなるので 水がない場所では 葉を 大きくするのは難しい

渓流沿いは 水が得やすいので 山林内の葉に比べ 葉が大きくなる傾向にある

また、樹木の 上部の葉は 小さくなり 樹木の下部の葉は 大きい

葉 の ギザギザ (鋸歯)

日本の 樹種では ギザギザ のある葉は、約3分の 2

しかし、常緑広葉樹には ギザギザ がない 全縁の 葉が 多い
また、 落葉樹には ギザギザ が多い

葉の ギザギザ(鋸歯) の意味

 食害から 葉を 守る

ヒイラギ の葉を見ると 木の低い高さのところの葉には ギザギザが多い

しかし、高い葉には ギザギザは 少ない!

シカ などから 食べられないように 保身 している・・・

つづきは 次回へ・・・

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