見てきました。
※ネタバレ注意
※ネタバレ注意
※ネタバレ注意
面白いじゃーん!!
ここ最近、スパイ物の映画多くてアレかなぁなんて思ってたけど、やっぱロシアはちげーよ。
もうね、キリル文字とか全然読めないから俳優の名前もわからなければ町中の看板も何書いてあるんだかわからないんだ。
でもね、面白いの。
相変わらず登場人物の相関図を自分のなかで組み立てながら見なくちゃ、誰が誰でどこの人なのかわからなくなっちゃうのよね。
苦手ではないからなんとか追い付けるけど。
序盤からアクション満載でよかったですよ。
アンドレイも一応ユース出身だから格闘術とかやったんだろうけど、ストリートファイト寄りでそれはそれで良いのよね。マーシャの洗練された格闘との対比になってる。
ちなみにアンドレイがマーシャのとこに行くのに乗ってた、キックボード型セグウェイみたいなの、気になる。あれあんなにスピードでるものなの?楽しそう。
そんでさ、マーシャと会ってからのアンドレイがさ、でっかい仔犬みたいな表情するのね。なにこのかわいい三十路。
「アレクサンドル・ペトロフ」覚えましたよ。
「T-34」にも出てたみたいで人気俳優みたいですね。「ゴーゴリ」の主演と聞いてハッとしました。髪長くて一致しなかったわ。
あと最近だと「ANNA/アナ」でアナの彼氏だったクズ男ペーチャ。
なんとなくですが、笑ったときの顔にジェレミー・レナーみを感じました。
ありゃ年取ってもイケメンだわ。
話を戻すと。
「ユース」として小さい頃からスパイになるための教育を施された2人は、あっという間にドイツからポーランドを抜けロシアへ。
途中、「ユースである2人を追う謎の組織」と「モスクワ情報庁のエージェント」から追われる三つ巴に。
この辺危うかった。
モスクワのエージェント夫婦かっこよかったー。
いかにも仕事できそう!って感じだったけど、さすがにヘリの機銃にはなす術なし…。あそこで退場かと思ったら奥さん復帰!からの大活躍!余すところなく使っていく感じよかった。
そして、死んだと思ってたパパ登場。
パパ出てきてからアンドレイが急に子供っぽくポンコツ感でてきたのどうした。
8時半「ちょうど」っていったでしょ。
カターエフ将軍も裏がありそうな感じがぷんぷんでしたが、そこにあったのは男同士の熱い友情でした…。親指くるくる…。
そしてなによりパパがめっちゃアンドレイ大好きで和み。
あんだけアンドレイを遠ざけていたのも、その実アンドレイを守るためだったんだろうなと。
他のユースのパスワードの件も込みでね。
最後の、ユースを召集するところで、「オートボット、集結せよ」を思い出しました。
全体を通してテンポ良く、適度にアクションとシリアスとユーモアがあってよかったんじゃないかと思いました。
時間はわりと長かったけどね。
原題はロシア語で「HERO」とな。
放題の「ゴーストエージェント」は、劇中のパパの「息を潜めて待つのが任務だ」というユースを表す台詞と、アンドレイがパパに、またパパがアンドレイに投げ掛けた「何者でもない」っていうのにかけてるのかな。
「何者でもない」ってことは「何者にでもなれる」ってことでもあるからな。強いな。
いやー楽しかった。